”男も見せる下着”!!ルーツは...
男性の見せパンのルーツは1990年代後半、アメリカ西海岸からヒップホップのずり下げスタイルから始まり、有名ブランドの下着広告でロゴの部分をわざと見せることを広告展開したことで、その着こなしが流行し、日本でも若者を中心にブレイクした。
当時の日本では若者の男性下着はトランクスが主流であったが、2000年代に入り、ボクサーブリーフが流行すると、腰のゴム部分のロゴをわざと大きく見せるようになり、大胆な色や柄物が採用されるようになった。
現在ではギャル男系(アウター系と組み合わせた大胆な色彩の下着)、お兄系(ギャル男系を卒業したモノトーンで統一した下着)、オラオラ系(黒で統一した中で、派手目のイラストを臀部に入れた下着)の見せパンが派生化している。


2009年2月には松山市で男性下着のパンコレ( Pants Collection )が開催された。
このブームはキャメロン・ディアスが出演した映画「チャーリーズエンジェル・フルストットル」で日本製の下着(女性用ブリーフ)を着用したことで世界的なブームとなっている。
渋谷109で、なんと史上初、”見せパン”が坪あたりの売り上げ一位を獲得!!
ブランドがひしめく、あの東京・渋谷109で、見せる下着を提案する新興ブランドが坪当たりの売り上げで1位を獲得した。
渋谷109の平均月坪売り上げは125万円。日本ショッピングセンター協会が発表した全国のショッピングセンター、07年度の平均月坪売り上げは 26.5万円。100万円を超えるマルキューの売り上げは桁違いである。しかも、これはあくまで平均値。売り上げ上位店舗では月坪売り上げが、 300~400万円にも達するというのだから、恐ろしい時代になったものです。
従来、隠すものだった下着は、その概念をくつがえす高いデザイン性で、もはや“洋服となった下着”として支持が集中。2000年以降の世界的ローライズジーンズブームのなか、はみ出してしまう下着をいかにおしゃれに見せるかで各メーカーはしのぎを削っている、とか。
いまや渋谷や原宿には、「見せパン専門ショップ」が次々とオープン。従来隠すものだった下着はもはや洋服と同じ感覚となり、店には若い男性が殺到しています。
「見せパン・ブーム」がブレイク!!
最近、高いデザイン性の下着を買い求める若い男性が増えています。このブームに火をつけたのが、近年の「ローライズジーンズ」の流行。
股上の浅いこのジーンズの上からは、数センチほど下着がはみ出してしまうため、どうせ見せるのなら、オシャレなものを、と言うのが動機だ。
今、世界で新たな革命を巻き起こしている日本発の「見せる下着」ブームは、あのキャメロン・ディアスがヒット映画で日本製のガールズブリーフを着用したことから、一気に「見せパン・ブーム」がブレイクした。
「下着が見えていて、だらしないっ!!」、そんな風に怒られた時代はもう古いのか?
NHKの「東京カワイイ★TV 」でも「魅惑のアンダーウェア革命!」というタイトルで紹介され、現在あらたな潮流となりつつある「見せる下着」。
注意すべきは、「見えちゃった下着」ではなく、「見せる下着」であるという特色。偶発的に見えてしまう下着には「だらしない!」という印象だが、積極的に見せる、しかもその見せ方を計算してコーディネートすることで、ここに新たな逆説的ファッション原理が生まれる。
つまり「見せる下着」は、あやうく、そして際どい下着ではないのだ。

