本当にやりたいことってありますか?これだけはやりたい、ということが。
これが見つからない、と何もやらないのは間違いで、何かやりながら探していくしかない。
4歳からずっと同じスポーツをやっているオリンピックメダリストやスポーツ選手、幼い頃から頭角を表してそのままプロになった棋士、明日死んでも後悔の無いような生き方をしていたというスティーブ・ジョブズ、それと比較してもしょうがない。
大丈夫、普通の人には、99%の人には一生かけてやり遂げたいなんてものはないのだから。
ましてやこんなに平和で浮き沈みの無い社会を形成している日本。受験で点数取ることや資格を取るみたいな分かりやすいものに精力を傾けることはあっても、生涯をかける!みたいなものなんてないはずなのだ。だから、いつまでも受験ネタが大好きという寒いオッサンが大量に存在するのである。人生で一番頑張ったのがその時点だという人生なのだ。
自己を鼓舞しなければいけないどこかの起業家や、自己肯定スキルばかり高いどこかのコンサルの言うことをまともに受けてはいけない。彼らこそが迷い人なのだ。もとコンサルの私が言うのである、間違いない。
しかしやっぱり最近理解したのは、自分は、好奇心は(コロナで相当衰えたが)あってやってみたい、ということは山ほどある一方で、これだけを(他を捨てても)絶対やりたい、みたいなものが無いと言うことだ。一言で言えば凡人である。
さて、上に書いたことを読み返してみよう。ミッドライフクライシスに陥った様子がよく分かるだろう。
そう、D氏は今、肉体的、精神的に衰えを認めざるを得ないクライシスに陥っているのである。起爆剤が必要だ。