休暇を利用してプーケットに行ってきました。
シンガポールから2時間足らず、手軽な旅です。

ちなみにシンガポールは空港までタクシーで30分、$20-$30(1,600~2,400円くらい)ですからこちらも手軽。まず渋滞が無く空港も効率的に出来ているので1時間前につけば余裕がありすぎるくらい。3時間ちょっとで島に到着する感じ。

更にちなみに私はHSBC Infinityというカードを持っており、それを使えば行きのタクシーはタダでハイヤーしてくれて専用ラウンジに直行してくれるので楽チン。年会費は$192と高いですがちゃんと使っていればWaiveしてもらえますので実質タダ。義務は四半期に$5,000以上の使用だけです。

さて、プーケットに話を戻すと、7年前に島の中腹のメインビーチ、パトンビーチに宿泊した事があったので今回はその更に南のカロンビーチに宿泊しました。前回と違い子供がいるのでその施設の充実したホテルをセレクトするとそちらになったという事情もあります。

久々にプーケットに行ってたまげました。

街が完全にロシア語に埋まっており、街は白人(ロシア人)だらけ。レストランに行けば英語とロシア語のメニュー、看板はタイ語、英語に加えロシア語、感じのいいお店に行けばロシア人に埋め尽くされその店のオーナーはロシア人・・・と言った具合。一体この7年間で何が・・・?

聞けば今やプーケット訪問客の8-9割はロシア人、残りが中国人、日本人を含むその他は全く存在感無し。バンコクや他のアジア都市で目にするおかしな日本語さえここプーケットでは抹殺されてしまったようです。英語の流暢なタクシードライバーに帰りの空港までの道すがら聞き込みを入れました。いわく、

「10年前は日本人が本当に多かったし僕は日本人が大好きだ。礼儀正しいしお金もちゃんと払ってくれる。気持ちがいい。でも2004年の津波以降は来なくなってしまったね。5年前くらいから中国人が増えて今はロシア人がほとんどだ。」

「ロシア人は苦手だ。やらないでくれと言った事をわざわざやるんだ。そしてひどく酔っぱらう。金払いがいいかって?全くだよ。彼らはツアーで集団でやってくる。そして島に住むロシア人ビジネスマンに金を払う。我慢の限界だよ。」

調べてみるとそれは事実のようです。かつては日本人にとってメジャーな旅行先だったプーケットは今や直行便が廃止され、行きたいのであればバンコク経由。そしてプーケットに住み着いたロシア人実業家のあこぎなやり方にタイ人島民の反ロシア人デモが起きています。

道を歩いていると、お店の人からは100%の確率で「ニーハオ」と挨拶され、バイクに乗った中国人(バイクはメインの交通手段)からは「中国人ですか?」と尋ねられ。日本人の存在感はここには全くありません。アジアの成長が著しい中、日本の存在感低下をここでも感じたのでした。