新入社員を見て気づいたこと
新入社員の方々を見ていると逆に学ぶことが多い。気付かされることが多いと言った方が正確かもしれない。
会議に出席しても対話がない会議であれば、目的はインフォメーションということになるので、わざわざ会議という場を設定しない方が良い。
会議をセットするのなら、対話を通して認識していない点を会話を通して明らかにして、次のアクションに繋げてやっと会議を開いた意味がある。
参加者が多い場合など、例えば30分×5人の2時間以上の時間を消費していることを自覚する。
2時間あれば簡単な資料の構成を考えてラフ書きまでできるので無視はできない。
質問すること自体が高度なスキル
質問しない人がいますが、できるだけ質問はした方がいい。
ただ、問題は何を質問して良いのかがわからない。
いや、どこまで聞けば良いのかの程度がわからないので何から確認して良いのかわからないと言った方が正確か。
この場合、howにばかり目がいっている可能性が高い。(自分がそうだからだ)✨
手段にばかり目がいきがち。
なぜか、手段を理解するのは簡単だからだ。
ただ、残念ながら目的を達成するための手段は、無限にあって、現時点で検討している手段自体も完璧かというとそうでなかったりする。(費用対効果で、暫定案を選択しているなど、ワークアラウンド対応なんて言い方もするが時と場合で取る手段は異なる。よって、動かない変数を意識するのが定石。数学と一緒‼️)
手段ばかり気にしたところで肝となる部分が見えない、これが質問をしづらくする原因な気がする。
無限に確認すべき事項があるように思えてくる。
質問に溺れないために
それを回避するための手段はなにか。
会議に主体的に参加する際、まず全体像を構造化してそもそもPJTが何のためにあるのか、何をするのか、誰とどう進めて行こうとしているのかの概略を頭に入れておくべきだ。
エクセルで階層をレベル1として、それぞれ細かいアクションをレベル2階層として書き出していくと良い。
次にアクション毎、疑問点を記載していくと、大枠のどの部分がわかっていないかが質問の数である程度客観視できる。
階層構造で分ける際は、重要なのは5W1HでいうところのWhat, whyにあたるところが最重要。
(ちなみに、資料を作成する際は、テーマwhatに対してwhyでストラクチャーが成立するように構成を考えることもポイントですが、この話は今回関係ないので割愛)
その次に、who, when。
次の次にhowくらいの感覚。
(先輩がいいっていた言葉が印象でした「what/whyは面倒くさく、難しい。ただ、これをまとめてしまえば、howは自動的に適切なものが見つかる。人間の考えることでhowとして落とせないことはほぼないと信頼して検討すればいい」と。)
優先度は、何を議論するかにより多少前後しますが概ねそんな感じ。
編集後記
質問するとそもそも会議の雰囲気がよくなり、説明以外のことも知る機会になります。周辺視野を広げるきっかけを増やすためにもどんどん質問しましょう。ただ、「こんな単純な質問するな」と思われないように上記を意識して。