外資系企業に転職して思ったころversion2ということで以前の記事内容に加えて、何が意外だったかを記して見ます。


前回記事

version1



①教育システムはあれど長い意味で見てくれない

以前は日系企業の福利厚生の良い企業だったこともあり、教育面ではマストの研修がすごく多かったです。2年に1度のタイミングで同期(中途含む)が集まり、社外講師を招いて研修をしてくれました。

一方で、外資系コンサル企業では、動画コンテンツは非常に充実しており、自主的に興味のあるカテゴリの中から好きなコンテンツを見つけて学ぶことができます。外資コンサルといっても、会社によりMBA支援制度などがあるという話も聞きますが、基本的に自分で興味のあるコンテンツを進んで学ばない限り何も学ばないで終わることになります。


②個人的な人脈ネットワークの構築がより重要

③の部分と関わりますが、プロジェクトのアサインに関しては、自らプロジェクトのマネージャーにインタビューの機会を設けてもらい、自身のスキルや経験をアピールし、自分のやりたい業務を掴み取る必要があります。選ばれるために、自分のスキル向上もさることながら、声をかけてもらえる、そこまでは難しいかもしれませんが、相談できる程度の人脈を多く持っておくことは非常に重要になります。中途で入った場合は、そのような人がいないので相談役の先輩もしくは人事に相談して紹介してもらいのですが、並行してプロジェクトで貢献するなどして信頼してくれるようにプレゼンス(存在価値)を上げていかなければなりません。

個人的に変わった点として、ここが日系と大きく異なる部分で、日頃から2、3年先のキャリア形成やスキルの棚卸、プロジェクトをしながら自身の成長度を評価する癖がつきました。


③自分のキャリアに責任を持つ

②とほとんど同じ内容になってしまいますが、向こう4、5先のプロジェクトでどういう業務を行うかを具体的にイメージするために自身のやりがい、それを満たすための業務、業務を遂行するためのスキルを順を追って言語化しておくことが重要です。

そうすることで、次のプロジェクトの内容が仮に配属部署のメインとする領域の仕事でなくとも、確信を持って取りに行くべきだと判断できますし、それが第三者から見るとモチベーションの湧かない業務だったとしても、自分の問題意識に基づいて決めた決断なので一つ一つが有意義なものになってゆきます。


こういう形である意味自由にプロジェクトを決めることができることは、日系ではなかなかないので、自分にやりたいことを細分化し、計画的にできる点ではすごくメリットのある選択肢だと思います。


キャリア形成もある意味戦略ですので、

いかに限られた時間で自分の必要とするスキルを

獲得するかを考えることが必要であり、

それこそコンサルティングの仕事と変わりません。


満たしたいスキルから遡って、

持っているスキルと時間軸で見て最適なPJTを

考えていくってことでしょうか。