ひろゆきさんを筆頭に論破がエンターテイメントとして消化されていることを自分の頭の中で整理しようと思いまして書いています


それ自体は良くも悪くも楽しいのでエンターテイメントとして見る分には問題ないと思います


ただ、その論破を表面だけ切り取って

業務に持ち込もうとすれば、破綻するので、

それはなぜだろうと考えた時、


Youtubeやテレビにおける論破劇は

問題解決を前提としていないからではと思います


コンサルティングは、「企業、そこで働く人の痛み」に寄り添い、考え方の方針を示してアクションを促し「問題を解消すること」ですが。


一方で論破は、「相手の説を打ち破ること」

と辞書にあるので、

全くもって違うことがわかります


終わりーーーーーー


少しそっけないので、メモ。


「相手の説を打ち破る」のも、

方法論に対する是非だけフォーカスされているのが多いからでしょうか。

方法論の是非に対してなら、なんとでも言える、無限に言えるのでネタが尽きないという意味でエンターテイメントと相性がいい気がします。

なるほど、合点がいきます。


一方でコンサルティングで、まず最初にアプローチすべきは、「企業やそこで働く人の痛み」

言い換えると「クライアントのニーズ」です


さらにそれを設定して終わりではなく、なぜそれを解決すべきかに対する納得感や共通認識を醸成するアプローチも必要になってきます


なぜなら、必ずしも同じことを課題と思っていない人もいるからです


それが無いまま、一方的に課題だと言って進めても、対応策が上手く機能せず結果も付いてきません


ここは明らか論破とは異なりますね。。。


良く現場の声として、

「そもそも目標が高すぎるのではないか」

「なぜ今この活動をしないといけないのか」

「ただでさえ忙しいのに新しいことをやらせるのはどうかしている」

といった不満が生じますが、

その原因は、最初の腹落ち感がないまま

進めてしまったことが原因です


仮にその人たちに対して論破したとして、火に油を注いでさらに反発といった結果で終わりそうです。。。🔥


議論を進めて合意した気でいて、ちゃぶ台をひっくり返された、と担当者は言うかもしれませんが、共通認識を作るための段取りが不足していたということです


議論した場に反対勢力である人もその場にいたのに、なぜその時言わないのかと言う人がいますが、目的設定の際にその目的設定が確からしいことを示して納得させない限り、後々サイレントクレーマーになってしまうのです


そういった意味でも

「論破」はコンサルティングと似て非なるものだとわかります