看護師の仕事は、患者の身体的なケアだけではありません。不安や悩みを抱える患者の心に 寄り添い、安心感を与えることも大事な役割の一つです。実際に患者の心身の負担を和らげるには、何気ない声掛けが大きな力となります。
病気と診断されれば、誰もが不安な気持ちを抱くものです。「この病気は治るのか」「治療はつらいのではないか」「これからどうなるのか」など、様々な不安や疑問が頭をよぎることでしょう。
そんな患者の心に寄り添うためには、まず相手の言葉に耳を傾け、じっくり話を聞くことが欠かせません。そして同時に「不安な気持ち、よく分かります」など、共感の言葉を伝えるようにしましょう。
また、患者の不安を理解した上で、病気や治療に関する情報を分かりやすく丁寧に説明することも重要です。
専門用語はなるべく使わず、患者が分かりやすい言葉を選び、時には図やイラストなどを使いながら伝えることで、患者はより理解を深めることができます。治療の目的や効果、副作用などを理解することは、見えない不安を軽減することに繋がります。
よくあるのが、患者に対して「大丈夫ですよ」「きっと良くなりますよ」といった励ましをすること。これらは、根拠のない言葉であり、かえって逆効果になる場合があります。
なにより大切なのは、患者の立場に立って共感し、寄り添う姿勢を見せることです。話をしっかり傾聴して相づちを打ち、「そうですか」「つらいですね」と共感の言葉をかけるのが理想的です。
看護師が登場する映画は沢山ありますが、そのテーマの多くは患者と看護師の関係性を描いたものです。
看護とは何か、医師の治療の補助と一概に言っても、病状と様態、今後の見通しなどにあわせて、治療中の患者が、最も健康的で質の高い生活を送れるように援助することが目的となります。患者本人はもとより、周囲の環境までを随時観察しながら、介入するタイミングは多岐にわたります。
看護師の母ナイチンゲールも、大きな業績を挙げた第一歩のクリミア戦争では、不衛生な兵舎病院の便所掃除から病院内へ無理やり割って入っていきました。その後は徹底的な衛生管理にを中心に、深夜の見回りなど、まさに奉仕の心で任務にあたりました。
衛生管理により負傷兵の死亡率を1/10まで押さえ込んだことで、クリミアの天使と呼ばれ、深夜の見回りの様からランプの貴婦人とも呼ばれており、負傷兵の心の支えになっていたことは間違いありません。
「ジョニーは戦場へ行った」という映画があります。戦場で四肢を失い、また、目、鼻、口、耳も失いました。周囲からは、完全な植物状態と思われていましたが、ジョニーには意識がありました。思案した挙句、辿り着いたのは、唯一動く首で頭を振ってモールス信号を送ることです。これでジョニーに意識があると気付いたのは、看護師です。首振りが何かのサインであると試行錯誤し、ついにその動きが信号であることにたどり着きます。
ほどなく、看護師はジョニーの意思を聞くことになります。
看護は、患者に対して綿密な観察を行なう中で、小さな変化や異変にも気づくことができます。それをケアすることによって、患者は看護師に対する信頼を深めていくのです。
何らかの疾病や怪我を抱えた人が集まる病院では多くの人が苦痛に耐えながら、ある人は自身の病状の経過を気にしながら、陰鬱な空気になりがちです。新築された大病院ならばそのような雰囲気を払拭するように光を多く取り入れたり、開放的な空間を作ったりと配慮もできますが、受付を済ませた後の待合室のどんよりした空気に気分は急落します。一般的な病院では待合いにいるだけでどんどん具合が悪くなっていくような気分になる人もいるでしょう。
この空気も入院病棟ならば少し和らいでいる場合があります。入院病棟の方が外来待合よりも重症な方が多いはずなのに、これはいったいどういったことでしょうか。
外来病棟と入院病棟の違いは、患者数と看護師数の比率の違いや、表情の違いでしょう。外来病棟には多くの患者が集まり、看護師のほとんどは診察室の中にいます。沢山の患者を案内するために、待合いにいる看護師も忙しそうです。一方で入院病棟でも看護師は忙しく働いていますが、患者との接点は多く、比較的元気な方や、様態の良さそうな患者には笑顔で対応しているのをよく見かけます。
病床に伏せてる中で、最初に笑顔になれるのは看護師のおかげです。今は笑顔の入院患者も、入院当初は笑顔になれるはずもない心境でしたでしょう。
しかし、事あるごとに笑顔で接してくれる看護師に看護されることで、徐々に笑顔を取り戻していったのではないでしょうか。
こういった、普段からのちょっとしたの心のケアも、看護では大切なものなのでしょう。この奉仕の気持ちを忘れずに、日々仕事に就いてもらいたいものです。公平かつ奉仕の気持ちで処置を施す精神は、ナイチンゲールや赤十字が創りあげてきた環境だと言えるのではないでしょうか。
この空気も入院病棟ならば少し和らいでいる場合があります。入院病棟の方が外来待合よりも重症な方が多いはずなのに、これはいったいどういったことでしょうか。
外来病棟と入院病棟の違いは、患者数と看護師数の比率の違いや、表情の違いでしょう。外来病棟には多くの患者が集まり、看護師のほとんどは診察室の中にいます。沢山の患者を案内するために、待合いにいる看護師も忙しそうです。一方で入院病棟でも看護師は忙しく働いていますが、患者との接点は多く、比較的元気な方や、様態の良さそうな患者には笑顔で対応しているのをよく見かけます。
病床に伏せてる中で、最初に笑顔になれるのは看護師のおかげです。今は笑顔の入院患者も、入院当初は笑顔になれるはずもない心境でしたでしょう。
しかし、事あるごとに笑顔で接してくれる看護師に看護されることで、徐々に笑顔を取り戻していったのではないでしょうか。
こういった、普段からのちょっとしたの心のケアも、看護では大切なものなのでしょう。この奉仕の気持ちを忘れずに、日々仕事に就いてもらいたいものです。公平かつ奉仕の気持ちで処置を施す精神は、ナイチンゲールや赤十字が創りあげてきた環境だと言えるのではないでしょうか。
