「介護の現場って、職員同士の人間関係が最悪・・・」
「お年寄りともっと笑い合えるようになりたいのに、
イヤミな職員や上司が気になって
良いケアができない・・。」
「正直、すぐにでも転職したい」
私はいつも、うちの介護施設へ出勤するのが億劫でした。
朝起きて、職場へ向かう足取りの重いこと重いこと・・。
介護現場に入ると、ただ芋の子を洗うが如く、
お年寄りをお風呂につける流れ作業・・。
同じくオシメ交換の流れ作業・・。
それでも笑顔で「ありがとう」
と言ってくれるお年寄りたち。
本当は、その「ありがとう」を聞きたくて
介護の仕事に就いたはずなのに、
今の私は、そんなお礼の言葉を素直に受け取れず、
「はいはいっ」ってな感じで部屋を後にする・・・。
はっ!!! イカンイカン。
お年寄りを大事にしなければ。
お年寄りと関わる一瞬、一瞬が
二度とは戻ってこない時間なのだ!
と、思いなおし、
お年寄りと会話を楽しんでいると、
「遊んでないで働いて!!」
と怒ってくる、旧・寮母。 ヽ(`Д´)ノ ムキー!
そんな介護施設で働いていると、
だんだんと仕事に対する意欲も
持てなくなっていくのが分かる。
笑顔でお年寄りと接することができなくなっちゃう。
そして私の胃はキリキリし始める。
上司は上司でパソコンにばかり向かって、
現場を見ていない。
一度上司に、
「職員が笑顔で働けない施設って、
お年寄りが不幸ではありませんか?」
そう話してみたことがある。
そしたら上司に
「ケアワーカー同士のチームワークが取れたらいいんだけどね。(苦笑い)」
「いろんな職員さんがいるからさ」って言われてそれっきり。
「おーーーーい。あんたって人は・・・。」
私の目には、
施設内にいつも黒い霧が立ち込めて見えていました。
正直、今の施設から転職することも考えました。
とはいえ、他の施設に行って
そこでは良いケアが行われているのか・・
どんな職員さんがいるのか・・
人間関係が良好なのか・・
そんなことはわからないですよね。
それに、この施設には
私が昔お世話になった
親戚のおばあちゃんが入所されています。
子供の頃、そのおばあちゃんの家によく遊びに行っていました。
近所のお祭りの露店で、
「お人形さんを買って~」と、
おねだりした思い出。
畑で一緒にじゃがいも掘りをした思い出。
おばあちゃんの顔を見る度、
懐かしさと、
歳を重ねた物寂しさを感じてしまいます。
家族から離れて過ごすおばあちゃん、
時々私に、家の様子とか聞いて来られます。
やっぱり、本当は家で過ごしたいんですね・・。
私は思うんです。
施設は、その人の本当の家にはなれない。
ケアワーカーは、その人の本当の家族にはなれない。
人生が終わりに近づいたお年寄りの気持ちって?
すぐ横に家族がいない、お年寄りの気持ちって?
介護施設はそんな方々が
出来る限り安心して過ごせる場所でないといけないはず。
職員同士が、ぎすぎすしてる場合じゃない。
でもやっぱり、一番難しいのは人間の心・・。
いろんな考えの人が集まる場所だから、
まとまってひとつの方向を向くのが難しい。
表面上だけ取り繕って、
心のなかでは何を考えているのかわからない。
そして私はこの職場をどうにかしたいのに、
どうしたらいいのかわからない。
胃が痛む日々を送っていた私でしたが、
ある年の4月でした。
転機ってあるんですね・・・。
『神の人事異動』
↑勝手にそう名づけています。
同じ法人の別施設から、
新しい女性上司がやって来ました。
そして私のユニットのメンバーも、
半数が入れ替わる事態。
普通ならストレスで
糸の切れた人形の如く崩れ落ちちゃう所・・。
だけど、やる気あふれる若手男子(お笑い芸人ぽい25歳)や、
ピチピチの新人女子(前向き女子21歳)
((ちなみに私は当時32歳))
そんな人達のおかげで、
なんだか、施設の中に立ち込めていた黒い霧が
和らいで見えました。
せめて私達のユニットだけでも、変わるのなら
「今だ!! 今しかないのだ!!」
と、思いました。
そして、何かが私に乗り移ったかのように、
いろんなことがうまく進むようになるんですが・・、
また、次の機会に書きますね。
あ、そうそう。私のブログでは今後、
介護関係の仕事をする中で感じることを
綴っていこうと思います。