先日、樺沢紫苑先生の著書「読書脳」出版記念講演会を聴きに行きました。 講演は、先生がパネルを指し示しつつ、本の内容を口頭で、既に出版されている著書も含めつつ解説していくというものでした。
さて、本のタイトルにある「読書脳」というワード、私は、初見、初耳でした。 タイトルは、先生ご自身がつけられたとのお話であり、恐らく造語と思われ、その意味するところは、 [ 読んで(inputして)、書いたら(outputしたら)、脳は成長する。] 正に、本書の主張を端的に表現し得たワードです。
本書は、樺沢先生ご自身が習得、実践なされている読書術を、読むこと(input)、書くこと(output)の効用や方法、結果、読書することで、自己成長に発展させるものとして解説されています。
先生曰く「本は全てを与えてくれる」
例えば、読書することで、健康も得られる。健康を阻害する要因として、ストレスや不安感、その根本的悩み事があげられます。現代人の多くが抱えがちなネガティブ要因でもありますが、なんと、読書することで解放されるのです。
人間の悩み事は、大体が共通しているものです。ですから、こうした悩みに対する解決方法は、既刊の本に書かれています。後は、その解決方法を実践していけばよいのです。
もっと面白いことに、悩み事は解決しなくても、解決するのです。なんのこっちゃと思うかもしれませんが、人は、解決方法を知ることで、なんとかなる、私自身でコントロールが可能であることを知っただけで、状況は全く改善していなくても、ストレスの大部分は無くなるのだそうです。
また、常に不安感を感じている状態の脳は、扁桃体が興奮状態にあるそうなのです。扁桃体の興奮を鎮めれば、不安感を静められる。 そして、言語情報が脳内に入ってくると、扁桃体の興奮が鎮められ、不安感が静められるのだそうです。
読後、私が体感したことですが、睡眠の質が高まりました。 健康を維持、回復させるのに不可欠な絶対的な要因として、睡眠がありますが、私は寝つきはよいのですが、中途覚醒してしまうのが悩みでした。
昨日、久しぶりに眠りにつく前に、本書を読みましたら、中途覚醒せずに朝まで眠れまして、睡眠計測アプリのスコアも、深い睡眠値が高く、朝の目覚めも爽やかでした。
私が中途覚醒した時に感じる心の状態を平たく言えば、凄く嫌な気持ちになっているのです。日中は、それ程意識していないと思っていた事であっても、モヤモヤした気持ちに押し潰されそうになり、目が覚めるといった感じなのです。 「読書脳」することで、私自身がモヤモヤをコントロール出来ると思えれば、そのモヤモヤも少しずつ晴れていく感触を得ました。
読書をすることで、知識を得られるのは、誰もが知る読書で得られる効果ですが、本書では、得られた知識を忘れていまえばその読書は役に立っていない。そこで、読んだら忘れない読書術、 Outputの必要性を説いています。何故ならば、Outputすることで、記憶に定着するからです。
本書の出版記念講演会の中でのお話にありましたのが、読書術としてのOutputの必要性が説かれ始めたのは、樺沢先生の著書であり、最も読まれた著書でもある「 学びを 結果に変える アウトプット大全」が刊行されたのが始まりだそうです。 その現象を、先生は、「A.K.」と表現されていました。「A.K.」とは、なんと、After KABASAWA の略です。 B.C. や、A.C.ならぬ、「A.K.」 私の壷にはまりましたね。
そして、本書の出版記念講演会では、その場で、本書を読み、Outputを行うというワークがありました。 そこでのOutputの方法は、 フォーマットがあり、[目的] [気付き][TO DO]をそれぞれ書くというものです。 このフォーマットの項目が、読書術として、実に絶妙だなと思いました。
というのは、先ずは、[目的]ですが、本を手に取り読むにあったっては、それぞれ読者個々人に目的があり、目次を見て、目的にかなったページに飛び、該当箇所を読む(Input)。
次に、[気付き]。先に見つけた該当箇所には何が書かれていたのかを捉える(深く読む)。
最後に、[TO DO] 。Inputで得られた知識を、どのように、日々の行動におとしこんでいくのかを考える。(行動することで初めて現実が変わり、成長、自己実現出来る)
これら3項目を意識して、読み(Input)、書き(output)して、 フィードバックして、足りないところを新たに読み-と繰り返すことで、無限に成長出来る。読書脳を獲得できる。
「本は全てを与えてくれる」
本の中に答えが、 日々を生きる中に喜びが、 必ず存在し、
必ず存在するものを、検索·見つけることが出来るかは、我々個々人かかっている-とふと思ったのでした。
SNSを全くしたことの無い私が、この様に、読書感想文としてOutputしてみました。
「A.K.」After KABASAWAの始まりです。
