緑のスープ!? 高根沢ちゃんぽん完成 | 群れの中で上下関係を作る犬の本能と習性

群れの中で上下関係を作る犬の本能と習性

犬と共に生活する上では、犬が大昔の先祖であるオオカミから受け継いだ群れの中で上下関係を作ろうとする本能や習性を理解した上で、リーダーとしてのしつけや教育をおこなう事が大切だと言われています。

高根沢町のご当地メニューとして開発された「高根沢ちゃんぽん」が13日から、同町上柏崎の娯楽施設「元気あっぷむら」で売り出される。緑色のスープで、地元特産の野菜をふんだんに使っているのが特徴だ。ちゃんぽんの本場は九州。佐賀県と福岡県に計6年勤務した記者が試食した。

10日昼に「元気あっぷむら」で開かれた関係者向け試食会。町担当者の説明の後、ちゃんぽんが運び込まれた。しかし大広間料理長の楡木治彦さん(46)の表情はさえない。「もっと緑色が鮮やかに出ないといけないんだけどなあ。作り直して参りますっ!」

そこまでしなくても……と思いながら空腹をなだめ、待つことさらに10分。再登場したちゃんぽんを、まずはスープからすすってみた。

緑色のスープのもとは地元産の小松菜だ。豚や鶏のガラや干しエビ、いかげそでだしを取り、地元産大豆の豆乳を加えてから、ペーストにした小松菜をのばす。意外にも青菜の臭みはなく、豚骨スープ独特の匂いや脂っこさを小松菜が和らげている。あっさりした味わいだった。

具は地元産のもやし、キャベツ、キクラゲ、タマネギを炒めて山盛りにし、彩りに枝豆を載せている。特注の益子焼のどんぶりで出てくる大盛りはかなりボリュームがあり、成人男性の腹にもずっしり来る。

麺は長崎県雲仙市の小浜地区から取り寄せている。九州ではおなじみの太いちゃんぽん麺だが、もっと固くゆでてもいいように思う。そもそも、なぜちゃんぽん?

高根沢町は今年2月、長崎県雲仙市と災害時の相互応援協定を結んだ。雲仙市にはちゃんぽんで有名な小浜地区がある。「高根沢でもご当地ちゃんぽんを作らないか」と、雲仙市側から持ちかけられたことがきっかけで、町が中心となって、元気あっぷむらの15周年に合わせて開発を進めてきたという。

今年11月には、佐賀県武雄市で開催される「第2回全国ご当地ちゃんぽんフェスティバル」にも出店する。将来は町内の他の飲食店にも広めて「基本は小浜の麺、小松菜スープ、地元野菜の具。あとは店ごとにオリジナリティーを出してもらって、食べ歩きができるようになれば」(町の担当者)と、町おこしにもつなげたいという。

大盛り(麺150グラム)650円、並(100グラム)550円。問い合わせは元気あっぷむら(028・676・1126)へ。本館大広間のみでの販売。第2、第4火曜日は休館。

出典:朝日新聞