渡良瀬遊水地に近い栃木県野木町のれんが祭りに行き、ホフマン輪窯を見学してきました。
台風25号通過後のフェーン現象で33℃を超える猛暑日。 
輪窯に火は入っていなかったが暑い一日だった!

渡良瀬遊水地近辺には群馬、埼玉、栃木の3県境と、栃木、埼玉、茨木の3県境があって、
車を運転しながら今何県を走っているのかちんぷんかんぷん。
群馬から埼玉、茨城を抜けて栃木県入りしました。


国指定重要文化財のホフマン輪窯。 
16の窯が輪に連なって正16角形の外形構造を成しています。
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見学料200円を払ってツアーに参加
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ヘルメットを被って窯の中へ。

操業当時の姿そのままの窯と、
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耐震補強工事が済んだ窯
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工事費用5億円で半分まで対策。 残り半分は未対策で資金調達中とのこと。
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焚口
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最初の火入れに使った後、一か月で撤去されてしまったものを再現展示中。



窯の内部を見た後は2階からの見学。

燃料に使った粉炭の投入口が輪状に並んでいます。
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煙突の基部
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16の窯が一本の煙突につながっています

火力を調整する煙突ダンパー
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すごいですねー

窯全体がドイツ人ホフマンの発明による特許構造です。


次は外から煙突と外壁の見学。
煙突は3度傾いているものの、耐震補強工事でガッチリサポートしているので心配無し。
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外壁は堅牢に見えるけど、
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窯の部分をよく見ると、

比較的良好な窯があれば、
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崩れかかった窯も
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煉瓦を積むときに海砂を使ったので塩害が顕著とのこと。
保存にどれだけの手間と費用が掛かるのか、
とても大変なことだとは思うけど頑張って将来の国宝を目指してもらいたい資産です。


外には関東大震災で崩落した煙突の一部が保存展示されていました。
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