【日蓮】  佐藤賢一 新潮社 | 一笑のブログ

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 空海・天海・一休と読んできて今度は日蓮。

 

 日蓮に関しては、ある程度好意的だったけれど、この本を読んでそれが少し変わった。

 

 来世での往生をとく浄土宗に対して、来世だけでなく現世での幸せも説くところは共感できる。

 

 が、他宗派を一切認めないところや、自分の思いを実現するためには他者が犠牲になってもいいという考え方はやっぱりおかしい。

 

 が、日蓮のような行動をとることが本当にその宗教を信じるということだということもわかる。

 

 いずれにしても葬式仏教では仏教に未来はない。

 

 今、生きている人にいい意味で力となる仏教であってほしいと願う。