12月29日 演奏会第2日目
今日の演奏会も昨日と同じく大ホールで
午後7時から。
今日の見もの,聞き所は
やはりソプラノのバーバラ・ヘンドリクス
(Барбара ХЕНДРИКС)。
会場には,午後6時40分頃には入っていたが,
なかなか開場せず,大ホール入り口に伸びる階段は大渋滞に。
ようやく開場したのは午後7時を回ってからで,10~15分遅れで開演。
今日のプログラム
プーランク
ルイズ・ヴィルモーレンの詩によるロマンス
ショスタコーヴィチ
アレキサンダー・プロックの詩による
ソプラノ,ヴァイオリン,チェロとピアノのための7つのロマンス
ピアノ五重奏曲
席
Ряд8 Место21
(旦那とAさんと並びの席)
開演する際,プログラムの一番最初に書かれている
ショスタコの「7つのロマンス」
とは違う配置になっており,不思議に思っていると
ヘンドリクスと,ピアノのラヴ・ダーヴィンガー(Лов ДЕРВИНГЕР)
により,プーランクの「ロマンス」が始まった。
必ずしも書いてる順番が演奏順ではなかったようだ。
6,7曲からなる曲だったが,
ヘンドリクスは暗譜で歌い,その表情がよくわかった。
明るい歌は表情も明るく,暗い歌の時は表情も硬くなる。
ただその声は当然すごく存在感のあるものだった。
曲の変わり目で,ピアニストと目を合わせることもなく,
ピアノがきっかけを与え,ヘンドリクスが歌い出し,
あとはヘンドリクスにピアノがつけるだけだった。
もちろん,それで十分成り立つ作品となっていた。
ショスタコ「7つのロマンス」
ソプラノ バーバラ・ヘンドリクス
ヴァイオリン クリスチャン・バークヴィスト(Кристиан БЕРКВИСТ)
チェロ クラウス・グナーソン(Клаус ГУНАРСОН)
ピアノ ラヴ・ダーヴィンガー
この曲は,曲ごとに編成が変わるという
おもしろい趣向で大まかな構成は次のとおり。
緩 チェロ
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急 ピアノ
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緩 ヴァイオリン
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緩 チェロ,ピアノ
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急 ピアノ,ヴァイオリン
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緩 チェロ+ヴァイオリン+ピアノ(徐々に増える。con sord.)
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(急)
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急
ヘンドリクスは眼鏡をかけ,譜面を見て歌唱。
さきほどに比べて,表情はわかりにくくなったが,
共に演奏する者との息はピッタリで質の高さを見せつけた。
それぞれの編成にそれぞれの個性が反映され,
この曲の持ち味を出していたように思う。
「ピアノ五重奏曲」
1stVn ドミトリー・マキティン(Дмитрий МАХТИН)
2ndVn レヴ・クリチコフ(Лев КЛЫЧКОВ)
(昨日 のコンマス。通称ライオン丸(私の中では))
ヴィオラ アンドレ・ドガーディン(Андрей ДОГАДИН)
チェロ アレクサンドル・クニャゼフ(Александр КНЯЗЕВ)
ピアノ イグナット・ソルジェニーツィン
(昨日のピアノ協奏曲 のソリスト)
男ばっかり,しかも衣装は黒でまとめられ,
(と言ったら,世界的に活躍する彼らに対して
どうかと思うが(笑))。
かなり個性の強い弦を,ピアノのソルジェニーツィンが
うまくまとめてるような,そんな印象だった。
ソルジェニーツィンはそういうところからも
素晴らしい奏者と言える。
1stのマキティンは,ヴィブラートがやや速め。
でも当然だがいい音を出していた。
(旦那に言わせると,ヴァイオリンのヴィブラートは
ああいう感じ(速めということ)でいいんだそうだ。)
2ndのクリチコフは,2ndなのにコンマスみたいな弾き方で,
「おまえ2ndだぞ。」とつっこみたくなった。
さすがライオン丸だ。(意味不明)
ヴィオラのドガーディンは,ヴィオラのキャラに合った(?)
渋く,でも主張する演奏で頼れるヴィオラ奏者という感じ。
と思っていたら実は彼は,
サンクトペテルブルクフィルのヴィオラの首席だった。
(昨日の演奏会ではヴィオラが全然見えなかったので,
このときは気づかなかったのだ。)
チェロのクニャゼフは,安定した低音を響かせ,
チェロという楽器の良さ,役割を十分に表現していたように思う。
それにしてもピアノ五重奏曲は,何度聴いても
切なくやりきれないなぁと思う曲だ
(いい意味で。やっぱり調のせいか)。
今回は,休憩時間に旦那とホール内のバール(喫茶)に行き,
飲み物を頼んだ。
私はレモンティ(Чаи с Лимонам)20руб.を,
旦那はオレンジジュース。
休憩後の開演ギリギリに戻ったら,Aさんが
「おばちゃんたち席狙ってるよ。」と言っていた。
空いている席なら私がもらうわよ。
ということである。
さすがロシアだ(笑)。
でもこの方式(?)にしたら,Dオケで議論になっている
「死席問題」
これは解決するのではなかろーか…。(でも日本だからなぁ)
終演後の夕食は昨日の反省を生かし,
AさんとHさんがみつくろっていた
ストロガノフの有名なお店ストロガノフ・ヤードに決めた。
ところがみんながあてにしていたストロガノフがなく
(名物料理がないってどういうことだよ~),
結局あまりロシア料理にありつけなかった。
私はそれでも,ボルシチ70руб.とペリメニ110руб.を食べた。
昨日の謎の中華よりはマシである。
ホテルに戻って大事件が。
なんと旦那が,デジカメをなくした。
どうやら昼間,マリインスキーに行った帰りに落としたようなのだ。
まだ最初の方とは言え,いろいろ写したのに残念だけど,
でも旦那が病気にかかったとかいうわけではないので,
そう思って割り切るしかないか~…
と自分に言い聞かせる。
(旦那自身はさすがに元気なかったので,
そのときはあまり触れられなかったけど。)
今日は3日分の洗濯をし,お風呂に入って日記を書いて
午前3時就寝(洗濯に時間がかかった)。