市場三郎への道その２☆
つ・づ・き
３月に入って
本格的に座組の稽古が始まったので
アカペラのアレンジも連日しながら
アカペラの稽古指導にも行きました
普段から歌い慣れてる人もいるけれど
全く歌っていない人の方が多くて
でも、アカペラって普段歌ってる人でも
なかなかに難しかったりするのです
だからまずは「人と一緒に歌い合わせる」
ということから始まりました
みんなで同じ音を出し
徐々にハーモニーを増やしていき
耳で、体で、細胞で「ハモってる」を
体感し、経験し、身につけていきました
絶対音感を持ってる人はいなかったので
相対音感が使えるし
歌えば歌うほど筋肉音感がついていく
という点では良かったかもしれません
練習を毎回コツコツやりながら
実際に歌う曲の練習を何度もして
更にキャストの皆さんはセリフも頭に入れ
動きや段取りを覚えて、また歌う…。
集中力ハンパやなかったと思いますっ
時には音程がうまく取れなくて
何度も何度も歌い直すこともあったり
動きを重視したら歌が疎かになったり
逆に歌と体が連動してうまくいったり
音が入ったら表現のニュアンスを
更に全員で揃えて行ったり…
時にはハモりパートが増えたりなくなったり
演出に応じて覚え直すこともありました
本当に並々ならぬキャストの努力と
河原さんの的確な演出と判断が
ズイっズイっと《市場三郎》の世界を
楽しいものへと築き上げていくのを
真近で感じることができました
私は「教える」という立場ではあったけど
普段は歌ってるので、毎回勉強でした
教えるより「伝える」ということの勉強
これがホント難しくて
歌っているのを聞いて、音は合ってるのに
『何かが違う…』となった時は
役者さんのイメージ力をお借りして
伝えることも多々ありました
拙い指導でも楽しんで歌ってくれた
キャストの皆さんに感謝です
あともう少しだけ…つ・づ・く
TACさんがインフルエンザB型にかかり
出演中止となってしまいました
しかし、皆で頑張りますよっ
