生きることを放棄した人間に
救急車を呼びもうすぐ来る
大丈夫だ 生きろと
言ってしまった
俺はバカか
知ってるよ
警察は瀕死の人間に対して
触ろうともしない
まだ息してるのに
止血しろよ
外は雨、
冷たい風
息がなくなっていく
知らないが
何度か近くで見かけた
女性だった
空のほうから
何があったんだろう
お父さんやお母さん
友達はいなかったんですか
いなかろうが
20年30年誰かに
守られて生きてきたんだよ
神様は俺に何を見せたいんですか
前から
命や愛や宇宙や
スローな曲では歌ってます
だからと言って
何が出来るわけでもなく
声をかけたときは
確かに生きていた
息をしていた
さっき警察がやってきて
空に帰ったそうです
身元なんて知るわけないじゃないですか
俺は天使に逢ったら
どんな状況下になったとしても
楽しめる術を
生きる術を教えるよ
そしてそれを見届けたら
いつでもあるがままに
時の過ぎるままに
あなたが空に連れていきたい時に行きますよ
今日流れちゃった涙は
無駄だったすか?
神さま
まだ冷たい雨が降ってます
虚しいな
LIVEしたい
声を出したい
みんなに逢いたい
ごめんなさい
そんな1日でした