伊能酒造店さんに引き続き、府中誉さん(茨城県石岡市)に立ち寄りました。


府中誉さんを訪れるのは、確か、3年ぶりとなります。


日本酒蔵紀行 日本酒蔵紀行

お城のような立派な門構えです。


日本酒蔵紀行

お酒の販売場所です。かつて酒造りに使われていた道具もおいてありました。


府中誉さんは、筑波山の東麓に位置し、創業は江戸時代末期の安政元年で

約150年の歴史があります。現在は、7代目当主の山内孝明氏が代表を務め

ております。


石岡は、飛鳥・天平時代、常陸国(ひたちのくに/茨城の旧名)の国府・国分寺

がおかれ、この地の中心地”府中”として大変栄えました。その地下水は、石の

岡から湧き出す石水-府中六井-として近郷近在に知れわたり評判になり、

この名水を使って仕込んだ酒が府中誉さんのお酒とのことです。

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府中誉さんで造っているお酒が並んでしました。


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昔の冷蔵庫のない時代には、床を粘土質の土壌で固め、また、天井を高くすることで、温度

調整をしていたとのことです。確かに、この部屋は寒かったです。


今回は、ややコクと香りのある無濾過のお酒が飲みたいと思い、「太平海 純米 おり絡み 

ろ過前取り本生」を購入しました。


日本酒蔵紀行

【蔵元 (Sake brewery) 府中誉 株式会社  
  http://www.huchuhomare.com

銘柄(Brand)】  太平海

【原料米(Grade)】 純米 おり絡み ろ過前取り本生

【原料米(Rice variety used )】 五百万石 麹米50%/掛米55%精白

【精米歩合 (Rice polishing ratio) 55%
【アルコール分 (Percentage of Alcohol)】 15度以上16度未満

【酵母 (Sake yeast) 協会9号系 
【日本酒度 (Sake meter value)】 +3
【酸度 (Acidity)】 
1.3
【適した飲み方 (Suitable way of drinking)】
 5℃以下
【保存方法(Preservation method) 要冷蔵


味わい等の方は、


・満開の桜の花の香りを想わせる甘い香りが強く漂い


・春光うららかな快適な晴天のような「すっきり・さわやか」な飲み口


・ほのかな甘さがさらりと口の中に広がる


といった、ろ過前取りでありながら、今の初春の季節にピッタリのすっきり、さわやかで


甘みのある美味しいお酒です。


是非、お試しを・・・・・