本日、伊能酒造店さん(茨城県小美玉市)に行きました。


日本酒蔵紀行 日本酒蔵紀行


日本酒蔵紀行

結構、大きな酒蔵です。


日本酒蔵紀行

写真の正面にみえるさら地は、以前、大きな蔵がありましたが、一昨年の震災で

崩壊したとのことです。


日本酒蔵紀行

仕込み水を採取していた井戸でしょうか?

日本酒蔵紀行

伊能酒造店さんで造られているお酒です。


創業は、江戸時代後期の慶応年間(1865-1868年)と140年以上の歴史があります。

初代当主の林兵衛は、日本最初の実測地図を製作した伊能忠敬を出した千葉県

佐原の伊能家から分家したとのことです。


7代目に当たる当主の伊能社長は旧小川町の町長を歴任されました。

しかし、残念なことに、伊能酒造店さんは、今年の3月で蔵を閉めるとのことです。


理由は、一昨年の東日本大震災で主要な建物が崩壊したことと、後継者がいな

いとのことです。


ご主人は、「時代の流れだから仕方がない」と言われていましたが、140年以上

の歴史のもつ酒蔵がなくなるのは、長い間、地域の歴史と文化を支えてきたこと

を考えると、本当にさびしい限りです。


在庫にあるお酒の中から、吟醸 「幾久一 百里基地」を購入しました。


日本酒蔵紀行

【蔵元 (Sake brewery) 有限会社 伊能酒造店  
  HPなし

銘柄(Brand)】  幾久一

【原料米(Grade)】 吟醸 

【原料米(Rice variety used )】 国産米

【精米歩合 (Rice polishing ratio) 55%
【アルコール分 (Percentage of Alcohol)】 15度以上16度未満

【適した飲み方 (Suitable way of drinking)】 10~15℃
【保存方法(Preservation method) 冷、常温(春季・冬季のみ)


味わい等の方は、


・甘い果実の香りがやや強めに漂い


・飲み口は、すっきり・さわやかで柑橘系のフルーティーなフレーバー


・後には、ほのかな甘さが口の中に残る


といった、まさに、今の桜の花見に最適な美味しいお酒でした。


長い間、ご苦労様でした。