愛友酒造さんに続き、寺田本家さんに立ち寄りました。



日本酒蔵紀行 日本酒蔵紀行

寺田本家さんは、江戸時代の延宝年間(1673~81)に近江から、神崎の地に移り、

酒造り一筋に励んでいるとのことです。



日本酒蔵紀行

販売部です。私が訪ねたときも、お客さんが入れ替わりお酒を購入していました。


日本酒蔵紀行 日本酒蔵紀行

酒蔵でありながら、赤レンガなどの歴史的建造物もありました。


戦時中の米不足をきっかけに、アルコール添加酒(乳酸、コハク酸、粉アメ等を添加する

方法)が増量され、生産性や効率を重視した、原価の安い酒造りが行われました。

これにより、本来の日本酒の味わいが失われ、人々も日本酒から離れていきました。


そのような状況を憂いた先代当主の寺田啓佐氏は、自然に栽培された原料を、自然な菌

で発酵させ、添加物は一切使わない自然の流れに沿った酒造りを行いました。

残念ながら、啓佐氏は今年の4月に他界されましたが、その酒造りは、引き継がれています。


蔵の方のお勧めで、「5人娘 純米酒 無濾過酒」を購入しました。


【蔵元 (Sake brewery) 】 寺田本家   
  http://www.teradahonke.co.jp

【銘柄(Brand)】  五人娘

【原料米(Grade)】 純米酒 

【原料米(Rice variety used )】 国産米(近隣の10件の有機農家さんがつくりました)

【精米歩合 (Rice polishing ratio)】 70%

【使用酵母 (Used yeast)】 生もと仕込み
【アルコール分 (Percentage of Alcohol)】 15度以上16度未満
【適した飲み方 (Suitable way of drinking)】 15-18℃
【保存方法(Preservation method)
 常温、冷


日本酒蔵紀行



味わい等の方は

 

 ・黄金色に輝く色彩


 ・さくらんぼ、キューイフルーツのような甘酸っぱい果実の香り


 ・濃醇なコクとまろやかさが口の中に広がるとともに


 ・シャープな辛さとやや強い酸味が後味として残る


といった熟練した職人技と経験により丹精込めてつくられた美味しいお酒でした。


是非、お試しを・・・・