偶然、鍋店(株)さん(千葉県神崎町)の前を通りかかったところ、

販売店が営業していたので立ち寄りました。



日本酒蔵紀行

この酒蔵には、以前も何度か足を運んだのですが、全て休日でお酒の購入は

できませんでした。


日本酒蔵紀行

今回、はじめて、蔵内の販売店を訪れることができました(不定で土曜日も営業

しているとのことです)。


鍋店さんの創業は、元禄2年(1689年)に佐倉藩より現在の製造免許にあたる

酒造株(1,050株)を戴き、成田山門前にて醸造を開始しました。その後、明治

32年に神崎町に出蔵を設けました。 


この神崎町は、清らかな地下水に恵まれ、また、近くを流れる利根川を水運を利用

して江戸の街まで、多くの酒樽を運びやすかったこともあり、江戸時代には、関東灘

と呼ばれ、酒造りの盛んな町であったとのことです。


【鍋店の由来】

当時老舗のことをお店(おたな)と呼んでいましたが、鍋座の『鍋』とおたなの『店』

が結びついて『鍋店』(なべだな)と呼ぶようになったと言い伝えられています。 



日本酒蔵紀行 日本酒蔵紀行

鍋店さんのお酒です。


日本酒蔵紀行

結構、美しいディスプレイです。


日本酒蔵紀行

お店の方のお勧めで、「仁勇 純米吟醸」を購入しました。


【蔵元 (Sake brewery) 鍋店 株式会社 
  http://www.nabedana.co.jp/

銘柄(Brand)】  仁勇
【原料米(Grade)】 純米吟醸 

【原料米(Rice variety used )】 美山錦(秋田県産)

【精米歩合 (Rice polishing ratio) 55

【アルコール分 (Percentage of Alcohol)】 15度以上16度未満

【日本酒度 (Sake meter value)】 +2.0

【酸度 (Acidity)】 1.3

【適した飲み方 (Suitable way of drinking)】 15-18
【保存方法(Preservation method) 冷、常温


味わい等の方は、


・白ぶどう、または、洋ナシを思わせる甘い果実の香り。


・飲み口は、すっきり、さわやかであるが、その後、コクのある味わいが

 口の中に広がり。


・最後に、ドライな辛口感と酸味が残る。


といった大変、メリハリがあり、飲み応えのある美味しいお酒です。


是非お試しを・・・・