前回34回アメリカズカップは2013年に開催されました。

33回アメリカカップ勝利のオラクルUSAが所属するゴールデンゲート・ヨットクラブがホストを務める新しいレギュレーション下でのレースとなりました。

wikiればある程度の情報がありますので参照していただくとして、、、(笑)

ここでの目玉は、カタマラン(双胴船)のレースです。

33回アメリカカップで多胴艇のレースがこれまでのモノハル(単胴艇)のものと比べて、ハイスピードでエキサイティングなものであると調査をもとに判断されました。調査費は公開されていませんが莫大なお金と人が動員されたものと思います。なんせ世界中が参加することのできる国レベルのヨットレースなので参加しやすい内容になりました。結果AC72というレギュレーションを使用するようになりました。

 AC72

アメリカズカップは前回優勝艇と挑戦艇の一騎打ちが決まりなので、複数の挑戦艇が名乗りをあげると予選が行われます。34回の予選は「アメリカズカップ ワールドシリーズ」という呼び名で行われました。
スウェーデン、ニュージーランド、イタリア、イングランド、フランス、、、
海にまつわるエピソードに事欠か無い歴史のある海洋国家が名乗りをあげました。
使用するレース艇は AC45というAC72を一回り小さくした?艇で実施されました。


AC45

一回り小さいと言ってもわかりにくいので、

AC45
昨日紹介した BOR90(USA17)とAC72、AC45、SL33と比べてみます。
マストの高さだけでもBOR90の特異さがわかると思います。(笑)

このAC45はレッド・ブルが主催となって行われているユース・アメリカズカップの規格艇にもなっており、将来アメリカズカップのクルーになることを夢見て大会に参加している若者もいるのです。

多胴艇のヨットはラジコンヨットの世界にも波紋を広げており、カタマラン、トリマランが池で滑走している様子をyoutubeにアップされている方もいます。

自作されている方もいらっしゃるので私もやってみようかしらとか小さな野心が芽生えつつあります。(笑)