もしものために!知っていただきたい【身体のサイン】 | だいき鍼灸治療院

だいき鍼灸治療院

香川県まんのう町で鍼灸・整体施術、呼吸レッスンを行っています。

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ありがとうございます。

 

 

だいき鍼灸治療院、白石です。

 

 

今回は、身体のサインとして、気を付けていただきたいことをお伝えします。

 

 

いわゆるレッドフラッグ(赤旗徴候)と言われるものです。

 

医療には、西洋医学、東洋医学とありますが、どちら優れているというものはなく、どちらにも良さがあり、得意分野があると思います。

 

 

すぐに生命に関わるような急性期の症状、例えば、脳血管障害や心疾患など、緊急性があり、精密検査や外科的な処置が必要な場合は、西洋医学の専門分野になります。

 

 

逆に、慢性的な症状、例えば、肩こり、頭痛、腰痛、冷え性、めまいといった不定愁訴に対しては、東洋医学や整体など、身体全体を整える施術が効果的です。

 

 

当院に来られる患者様も、様々な不定愁訴を抱えて来院されます。

 

 

そこで、私が臨床でまず一番に意識することは、重篤な疾患ではないか(隠れていないか)ということです。

 

 

東洋医学的な物差しで患者様の状態をみる、我々鍼灸師ですが、当然ながら解剖学や生理学、病理学など西洋医学的な知識も学んでいます。

 

 

問診や検査から、鍼灸治療が適応な状態か鑑別することが、何より大切で、患者様の状態から「おかしいな。」と感じたら、専門の医療機関への受診を勧めることが患者様のためにもなります。

 

 

特に緊急性を要する疾患が隠れている場合はなおさらです。

 

 

患者様の異変に気付くことができるか、その見極めには、経験や知識が必要です。

 

 

緊急性を要する症状は、突発的に起こることもあれば、何かいつもと違う前兆として現れることもあります。

 

 

その前兆に気付き、早急に対処できるかが、命に関わることもありますので、皆さんに知っていただければと思います。

 

 

◇レッドフラッグとして現れる前兆

 
〈脳血管障害の前兆〉
 
・ろれつが回らなくなる
・口が動かしづらくなる
・言葉が急に出なくなる
・片方の手足に力が入らない、しびれる
・歩行時にふらつく
・片方の目が見えにくくなる
・目の焦点が合わない
・思うように文字が書けない
 
このような前兆は、
脳梗塞の初期症状「一過性脳虚血発作(TIA)」として現れます。
 
 
〈循環器障害の前兆〉
 
・胸が刺すように痛む
・動悸や息切れすることが多い
・足がよく、むくむようになった
・左肩の凝りがひどくなった
(今までに感じたことがない強い肩凝り)
・左肩から腕にかけての痺れたような違和感
 
 
〈悪性腫瘍や癌が疑われるもの〉
 
・夜間安静にしていて身体が痛む
・痛みが楽になる姿勢がない
・今までに感じたことがない強い肩凝り
・痛みが日に日に強くなる
・血尿、血痰が出る
・急な体重減少
 
癌は自覚症状がなく進行するものもあります。
 
 
以上のような前兆は、特に意識して気にかけないと、普段の肩こりなどとして見過ごされてしまうこともあると思います。
 
 
「何か、これはおかしいな。」と感じたら、出来るだけ早期に専門の医療機関へ受診することで一命をとりとめることにつながるケースもあります。
 
 
近年は、お一人暮らしの方も多くいらっしゃると思いますが、身近にご家族がいらっしゃれば、普段と違う違和感として、感じ取り対処していただくことも大切ですね。
 
 
もしもの時、早急に対処できるように、前持った知識として、参考にしていただけると幸いです。
 
 
本日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
 
 
 
 
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