思えば、19歳になる頃にはもう誕生日というものが嫌なものになっていた。19で!?という感じだか、最初に思ったのは19歳だった。
楽しく生きてるし、被害妄想だというも一応わかってるんだけど、日本という国の文化は『若い』ということが好きで歳が若いほど価値があるというような考えがまだまだある。それに少なからず自分自身がとらわれてるのだろう。
だから中身が成長してない風なのに数が年々増えることにたぶん抵抗を感じてしまうのだ。
実際には経験値はある程度上がってるとは思うんだけどね。
そんなこんなで私は誕生日は昔から好きじゃない。特に主張もしないしサラッと過ごしたい。
去年の誕生日に以前に一緒に働いてた上の人からLINEプレゼントが送られてきて、びっくりしたし、正直引いた… スタバのチケットで、ありがたいモノだったけれど、なんで誕生日知ってるの覚えてるのってとこに引いた…どうやらそれより前に聞かれて私が答えたらしいんだけど、そもそも答えるのもイヤだと感じるのにな。
そしてそれを覚えられてたこともイヤだ。
そんなことも忘れてたのに、今年の誕生日にもその人からLINEプレゼントが届いた。今年はケンタッキーのチケットで、もちろんありがたくはあるんだけど、スマホとかに登録してあるのかと思うとすごくイヤ…
さらに今年は仕事中に店長が、今日お誕生日でしょってお菓子を持ってきてくれたのだが、正直ドン引きした…マスクはしてるけど顔には出てたと思う。
知ってることが怖いんですけど…とも言ってしまった…
まぁ上長なのでもちろん店長が見れるシステムには載ってるのだが…わざわざチェックする?
2人とも、良かれと思ってくれてるのはわかる…
女性はこういうの嬉しいでしょ、みたいな感じなのだ。
喜ぶ人ももちろんいると思うけど、本人が誕生日だと口にしてないなら、それはわざわざ触れないでいいと思う。
その日、仕事から帰ろうとしたら、店長にこのあと飲みに行くんだけどどう?と言われて寄るところがあるのでと断った。
で、帰りながら、その飲み会で私が今日誕生日だということが一瞬でも話題にのぼるんだろうな、でいくつだとかいう話になるんだろうと想像してしまい不愉快な気分になってしまった。
考え過ぎではあるだろうけど、まぁ100%当たってると思う。そういう人たちでそういう文化なのだ。
韓国ほどではないと思うけど、なぜか年齢を知りたがるのだ。特に女性の。韓国は年齢によって敬語かタメ口かと変えなきゃいけないかららしいが、日本では別に親しくなけりゃわざわざタメ口使わないし、仕事するのに相手の年齢なんか関係ないのに
男性は女性の年齢を聞いてくる。探ってきたりする。特に古いタイプの人ほど。おじさんでも紳士的な人たちはそんなことわざわざ触れてこない。
女性同士で会話してても相手の年齢を聞く話にはならない。古いタイプの『おじさん』ほど、年齢を聞いたり話題にしたり、女性だからこういうの好きでしょって優遇してくれたり、女性を大事にしている風な自分、が好きなのだ。
今年の誕生日当日は、不愉快な気分で終わってしまった。
っていうのが嫌なので、とりあえず帰りに寄り道して美味しいモノを食べて帰った