二十三夜講~月待ちの宴
臣さんです。皆さん十五夜お月さんをご覧になりましたか?
この時期はホント月がキレイですよね。(´ー`)
今年の中秋の名月は満月ではなく10月になりましたが、
むしろ秋雨前線の活動が落ち着いた今のほうが
月見に良い季節なのではないでしょうか。
明るい照明がなく、今よりもずっと夜が長かった頃には
十五夜以後にも「月待ち」といって親しい人たちと共に
日ごと遅くなっていく月の出を待つ風習がありましたが、
皆さんご存知でしょうか。
<月待ちの月一覧>
・ 十六夜(いざよい)
十五夜の翌晩、前日よりも少し遅く「猶予い・いざよい」出てくる月、
という意味でいざよい、と読みます。
・ 十七夜(立待月・たちまちづき)
日は暮れているけれどまだ立って活動している
時間に出てくる月、という意味でたちまちづきと呼ばれます。
・ 十八夜(居待月・いまちづき)
居待ちはもともと“座待”と書いて居待ちでした。
一日が終わって座って寛いでいる頃に出てくる月のことです。
・ 十九夜(寝待月・ねまちづき)
座り疲れて横になる頃に出てくる月。
現在ならテレビを見ながらうたた寝をする頃ですね。(´O`)
横になる意の「臥せる」を使って臥待月(ふしまちづき)と呼ぶことも。
・ 二十夜(更待月・ふけまちづき)
すっかり夜も更けてきた頃にようやく出てくる月。
現代の時刻では22時ごろに出てきます。
早寝さんは遭えないお月さんですね。
・二十三夜(二十三夜月)
この頃になるとちょうど半月、下弦の月と呼ばれる頃で
ここからが月待ちの本番、講と呼ばれる住民グループ・・・
村全体やシニア、ママ友、若者グループ同士で集まり
宴会を開いて月の出を待ちます。ヾ(´∇`)ノ
幹事の家に集まり酒肴を前に雑談をしながら待ちます。
貴族同士の二十三夜では幹事は基本徹夜だったそう。
この日はそれぞれの講で信仰する神様(仏様)も降りてくるので
法要を営んで拝んだりもしました。何か願い事をしたら
力を分けてくださるのかしら?(=・ω・=)?
また、十五夜や十三夜の月へのお供えとして
ススキと団子以外に旬の収穫物、
栗や豆、イモなどを供えるのも大事だったそうで
それぞれ豆名月(芋名月)、栗名月、とも呼ばれています。
イモがないときは芋焼酎でもいいかも知れない♪
いいものが沢山あって迷うところですが
皆さんはどの銘柄がお好きですか?(´ー`)
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オイラのお気に入りの高知県産栗焼酎です。
これ飲んじゃうと月が出る前にぐっすりと眠ってしまう
おそれがあるあるですが、ぜひおススメ。
夏のビアガーデンも楽しいですが秋の夜長も宴会シーズンです。
たまには親しい方々とんまい月見酒を
楽しまれてはいかがでしょうか。
問題。共通の文字を使ってそれぞれ熟語を完成させてね。
婚、末、最、延、待。