キャプテン・モルガンの世界 | 闘う元バーテンダーのブログ

キャプテン・モルガンの世界

臣さんです。最近また偽サイト、Googleや楽天などを装って

ウイルス感染したと思わせ対策費用をだまし取る

スミッシング被害が相次いでいるそうですね。(´O`;)

 

オイラも先月だったかな、Appleを装った

偽メールを受け取ったばかりですから皆さんも

イレギュラーなメールやメッセージを受け取ったときは

十分お気を付けください。

 

 

今日は再びカリブへ、17世紀に活躍した

海賊の名を持つカリブのラムを紹介いたします。

 

モルガン船長、アメリカ領ヴァージン諸島で

生産される昔気質のラムです。

ラム=良質の砂糖!を感じさせる味でファンも多く

カクテルベースにも好適です。

 

サトウキビから砂糖を精製する際に出た灰汁のようなもの、

廃糖蜜&搾りカスちょっとを壺で仕込みます。

甕仕込み焼酎をイメージしてもらうと判り易いかも。

モルガンの時代からの伝統的なラムの製法も同じなのです。

 

 

ラベルに描かれたキャプテン・モルガンこと

ヘンリー・モルガン。(1635-1682) Wikipedia

 

カリブの海賊といえばこの人、的なレジェンド人物で、

イギリス出身ながら若くして西インド諸島へ渡り農場で働きながら

アメリカ大陸の「新世界」に憧れを抱いていたそうです。乙女のトキメキ

 

そして「俺は海賊王になる!ドクロと言ったかどうかは知らないけれど、

20歳ぐらいでジャマイカへ渡り海賊船にまんまと乗り込みました。

 

 

海賊といってもこの頃は、私利私欲で動く野良の海賊はまれで

殆どが「私掠船」といって、母国の戦争を支援する

契約海賊・・・敵国の船や街を襲撃しては戦略的な

略奪行為(非合法行為)を行う遊撃隊組織だったのです。

 

モルガンの時代の海賊はちょうど全盛期で

イギリスだけでなくフランスやオランダの私掠船も

活躍していたのですが、一応非合法なので

保安役人に捕まったら命の保証はありませんでした。

 

 

それでもキッツイ肉体労働にしか就けない奴隷などは

何倍も稼げるし旨味があったわけで、

モルガンは植民地を襲撃しては現地で働かされていた

奴隷と一緒に略奪行為をしていたようですよ。

 

略奪で得た巨万の富で大農場を買い良質なラムを製造して

船や酒場でならず者どもと酒を酌み交わす英雄モルガン。

考えるだけでメチャクチャですね。_(_△_)ノ彡☆ばんばん!

 

 

けれどジャマイカからキューバ、パナマと各地を荒らしまわって

最後にはジャマイカ島の代理提督にまでなりましたが、

海賊をコッソリ見逃したりした汚職などがバレてクビになり

そのまま一生を終えたようです。

 

ところが結果的にイギリスには忠実に尽くしてくれた

モルガンに敬意を表し嘆願を出す者が後を絶たず、

イギリス政府は死後赦免状を出したそうで、

葬儀も提督級の国葬同然の扱いでかなり立派なものだったようです。

 

当時の海賊稼業は庶民レベルとしては人気だったのでしょうね。

整然とした法治国家しか知らない現代日本人には

カオスな世界ですこと。│ω・=)

 

 

ラベルにはヒーローだったモルガンに因んだ

スローガンが書かれています。

 

「To Life, Love and Loot」 (人生は愛と略奪)

 

皆さんの人生を短い単語で表すとどんな人生ですか?

皆さんの世界もより輝きますように。パー

 

 

 

国内ではキリンがインポーターのようです。

キャプテン・モルガン ブランドサイト

http://www.kirin.co.jp/products/spirits_liqueur/captain_m/

 

波波波波波波波波波波波波波

 

問題。有名な問題かもー。解法は隠された係数を見抜くこと。

1+5=18、4+10=36、3+15=54のとき、

4+20=?

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