優等生の姉(レイチェル)の結婚式のため、
麻薬依存の更生施設を退院し帰ってきた問題児な妹キム。
結婚式の準備から当日までをホームビデオ調に描いた映画。
あまり本筋には関係の無いような会話やシーンもあって、セリフもとても自然。
まるでどこかの誰かの結婚式の、ホームビデオを観ているよう。
楽しげな音楽やおいしい料理、やさしい参列者…
そんな幸せの象徴である結婚式のウラに隠れる”幸せ”とは言えない感情の数々が描かれる。
というわけで結婚モノではございませんのであしからず。
消すことの出来ない過去、姉の本音、妹の素直すぎる態度、
父の想いや、母の、今まで押し殺してきた感情の爆発…いろいろ。
「家族」というものを、改めて考えさせられる。
いくつかのレビューを見たところ賛否両論というか、共感出来ない、というのがちらほらあって、
まぁこのキム(アン・ハサウェイが熱演!)という人物は、
もーほんっとに自分のことばっかりで求めすぎでいつまでも子供で、たしかにイラッとさせる。
でもそんな妹でも、娘でも、やっぱり「家族」で、
家族だからこそぶつかり合えて、そうすることで開く扉もあって。
どれだけ憎しみや怒りを抱えていてそれが消えなくても、
でも、愛情も消えない。
やっぱり家族は、家族だけは、最後まで味方でいて欲しいなと。
簡単に見捨てたり、離れたり出来るものじゃないなと。
キムは、必死で更生しようと一生懸命で、
でも一生懸命すぎるから周りの想いを見失って、
上手くいかない焦りを抑えられないだけなんです。
でも大丈夫。家族がいるから。
私は良い映画だと思いました。
家族じゃなくても味方は絶対いるしね!意外といる。
★★★★☆