"これは恋愛映画ではない" というナレーションが、予告にも本編にも入る。
…ああ、そのとおりかも。
じゃなんだろうなぁ。
でも、今までに観たことのない映画だったことは確か。斬新でした。
監督は、ミュージックビデオ出身のマーク・ウェブ氏。
これが長編映画デビューなんですっってー。
だから音楽が多用されていたのかな。いろんな音楽が随所に流れていて、
それが何かのきっかけにもなったりとか、BGM以上の存在感だった。サントラ欲しい。
映像や色合いも印象的で、可愛く、オシャレ。
シャレたカフェあたりでずーっと流してて欲しいポップな映像。
(ちなみに新スパイダーマンの監督に抜擢されたようで。)
ストーリーはごく普通。
トムが、サマーと出会ってからの500日間。
一応、順を追って見せるのではなく、25日目の次は312日目、その次は30日目、
というようにころころ行き来する。という凝った演出もありつつ。
でもこういう見せ方が斬新というわけではなくて、この映画は、
トムとサマーの500日ではなく、トムが、サマーのことを考えていた500日間の話。
トム目線の話。
その視点が、これまでに観たことのない作品を仕上げた大きな要因かなと。
もしサマーが主人公で、"サマーの人生"を描いたものだったら、
とてもドラマチックで、そしてありきたりなごく普通の恋愛映画になったのかも。
でもこれはトム目線一本。
サマーから、カメラをちょいとずらした、スピンオフ的な展開。
それがより切なかったりもするし、よりリアリティがあったりもして。
運命…恋…偶然…オンナゴコロと秋の空… んー不思議な映画。
とりあえず映像と音楽は単純に好きでした。サマー可愛いしね!
★★★★☆