中学に入りたてで登校拒否になってしまった女の子、マイ。
しばらくおばあちゃんの家でお世話になることになる。
やさしい。とにかくやさしい。そして美しい。
びっくりした。こんなに素敵な映画だったんだ。
おばあちゃんのおうちも、
おばあちゃんの言葉も、
おばあちゃんの微笑みも、
おばあちゃんのお庭にある植物も、
おばあちゃんが作るジャムやサンドイッチやクッキーも。
みんなやさしい。
そしてそれらを彩る音楽!
これがまた。ピアノやストリングスがかわいらしく美しい。
「扱いにくい子」と母親は言ったけれど、
おばあちゃんは、
「マイが生まれてきてくれたことにとても感謝しています。」
「マイは上手ですね。」
「すごいですね。」「センスがありますね。」「力持ちですね。」
「マイが来てくれて、とっても嬉しいです。楽しいです。」
そんな、プラスの言葉をたくさん投げかけてくれる。
マイが抱えていた悩みは、
きっとニッポンの中学生女子誰もが悩まされた問題じゃないかと。
だからこそ20代の私が観てもマイには共感できるし、
おばあちゃんの存在や、おばあちゃんの家で過ごした経験がうらやましく思う。
だからといってこのおばあちゃん、超完璧で抜け目が無い!わけでもない。
そこもまた人間らしくて切なくて良いのです。
おばあちゃん=西の魔女。
タイトルどおり西の魔女は死ぬ。
私は「死」をドラマチックに扱う作品はあまり好き好んで観ないけど、
この映画はちょっと別物でした。
「死」に対する漠然とした恐怖や不安が、少し軽くなります。
なんだかジブリ映画にも似た雰囲気。
これは人生のバイブルにしたい名言多数の素敵な一作です。
んー。こんな風に年がとれたらいいな。
「おばあちゃん大好き!」「・・・I know」
★★★★☆
あ、でも考えてみたらうちのおばあちゃんもかなり素敵な人だわ。