本日、おばさんが亡くなった。
はるか昔、「おかあさんとおばさんはどっちがとしうえ?」なんて尋ねた幼き僕。
笑いながら「まぁユウちゃん、うれしいこといってくれるね~」って
おばさん頭を撫でてくれながら。
朗らかな顔で「おこづかいあげようかね」と言ってくれたおばさん。
がま口のようなお財布から百円玉を一枚。
銀色の硬貨1枚よりも銅色の7枚の硬貨の方がなぜか得に思えた幼き僕。
「こっちの方が多く見えるよね~、うふふ」
ありがとうおばさん。
すっかり大人になった現在でもなんだか1枚の万札より7枚の千札が得に思えてしまう僕です。
俺が親にも隠して入院していた東京の病院。
なんだかんだで親にもバレてしまい遠方からお見舞いに来られる始末。
そんな親の後ろになぜかハイカラな色の服を着たおばさんが登場。
点滴のみの栄養分で過ごした10日間あまりの若者。
「ユウちゃん大丈夫~いくら若いからって健康だけは一番気をつけなきゃだめよ~」とおばさん。
「せっかくおばさん来てくれたんだから美味いもの食べようよ」と病院に外出申請。
食欲旺盛なおばさんは「ユウちゃん、久振りに何食べたい?」
身体を通す管の痛みを負いながら少し背伸びして「う、うなぎかな」と僕。
ありがとうおばさん。
少しだけ無理をした俺は、あの時間はすっごく楽しかったけれど退院が3日程遅れました。
でもおかげさまで嫌~な会社復帰までの時間は延びました。
挙げればキリがないのだけれど、あなたとの想ひ出たくさん遺ってます。
キリがないよ、ホントに。
でもほとんど記憶してます、全てじゃないけど。
95年の人生お疲れ様でした、どうぞ安らかにお眠りくださいね。
あの日、あなたから頂いた7枚の硬貨やうなぎ代等々、いつか別のカタチでお返しさせてください。
遠くからこの心響き届きますよう。
哀悼の意を込め合掌。
From ユウちゃん