想ひ出のレコード第6夜。

「MTV Unplugged in New York」~Nirvanaの登場である。
大凡はメジャー第1弾のウルトラメガヒットアルバム「Nevermind」を
推したいところであろうが、想ひ出という点ではこちら。
想ひ出と言うより想ひ入れかな。

なんせそれまでのグランジごりごりノイジーサウンドから一変、
あのメディアを執拗に毛嫌いしていた時期からさらに一変、
驚きのアコースティックセットにてお茶の間に登場だ。

徐に名曲「About a girl」で幕を開けると、
そこからはもう痺れて終演まで恍惚感をひたすら漂っていた記憶。
なんてRockしてるんだ!
身から絞る様なヴォーカルにシンプルながらも正確な切ない演奏は
ソングライティングとアレンジ能力、演奏力、
そして何よりも彼らはRockを愛しているんだというRock魂を、
小生だけでなく世に知らしめた一枚であるに違いない、きっと。

そのステージの半年後、彼は散弾銃に自らの頭を打ち抜くことになる。
このアルバムには生前のRock魂を魅せられる。
自ら命を絶つその何日か前、一晩中部屋に閉籠もって「Meet The Beatles」を
爆音で聴き続けていたらしい。
そして彼のレクイエムは「In My Life」だったらしい。