こんばんは!

 

今週は19日に日銀政策決定会合がありますね。

 

マイナス金利が解除されるんですかねー!?これほど会合の日付が意識されるなんてこと、過去に記憶ないです。

 

ただ、もしそうなったとしても中身はたいしたことないんですよね。

 

日銀当座預金の一部がマイナス0.1%になっているのが0%になるだけ。

 

内容を理解していない市場参加者によって円高に振れるかもしれませんが、円安トレンドは変わらないような気がしています。

 

最近、おっちゃんが大注目している、みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏が、MicrosoftやAmazon、Netflixといった米国企業へのサブスクの支払いが、米ドルへ両替されるのが、根本的な円安トレンドを作っており、これは変えようがないと説明されています。

 

おっちゃんも100%同意で、IT会社で仕事しているともっと極端に感じるのですが、構築するシステムの隅々まで米国からの調達物になっています。

 

Microsoftが代表格ですが、Google、Apple、IBM、DELL、ADBE、Salseforce、Oracle、CiscoSystems、ServiceNow、PaloAltoNetwork、Zscaler、Okta、Fortinet、BOX、AKAMAI、DataDog、F5Network、Snowflake、、書き出すと切りがないんですが使っているソフト、ハード、ベースサービスほぼすべて米国企業からの調達です。

 

よく、日本のIT企業は「デジタル小作」なんて言われますが、まったくその通りで、がんばってシステムを組んで販売しても、半分以上は米国企業へ「地代」を持ってかれる感覚です。

 

また、非常に怖いのですが、毎年のように値上げされており、代替手段がないので全く逆らうことができません。

 

唐鎌氏の分析では、最近は外国からのインバウンド増加などで円を買ってくれる動きもありますが、デジタル赤字の規模からするとまったく微々たるものだそうで、円安トレンドを変える力はないとおっしゃられています。

 

今のところ日本は経常収支ベースでは黒字を確保していますが、この防波堤でかろうじて為替が150円前後で踏みとどまっていると考えるアナリストが多いですが、デジタル赤字は今後も間違いなく拡大していきます。経常収支が赤字になってしまったらどうなるんでしょう。。

 

今のところ、米ドル資産を増やすことはあれ、減らす理由は全く見当たりません。日本人としては残念な方向性に自信をもっている、きわめて残念な状況です。