1週間程前の話ですが、蓮舫氏のあるコメントがネットで炎上する事態となりました。以下、デイリースポーツのWEBサイト記事の引用です。
<記事引用>
麻生太郎財務大臣が「手を挙げた方に1人10万円給付」と発言したことについて蓮舫氏、「麻生大臣、このお金は貴方のものではありません。国債という国民の借金です。物言いに気をつけてください」とコメント。これに対してネットからは「国債は国民ではなく政府の借金」「国民の借金?いつ私がお金を借りました‥‥?」「完全に勘違いしてます」と突っ込みが次々と投稿された。
このネット民の書込みコメントを300件位ざっと読みましたが、ほとんどが「国債は国民ではなく政府の借金」という点について誤りであることを指摘し、蓮舫氏を無知蒙昧な人物と蔑む、見るに堪えないコメントばかりです。
蓮舫氏のコメントは確かに正確ではありませんが、国債の貸借関係(×国民の借金→〇政府の借金)を分からずにコメントしている訳ではありません。
今回の国民へ配布する10万円の財源は新たな赤字国債を発行して得るしかありませんが、国債は将来の税収から返済するしかないのだから、将来の国民負担となる(=国民の借金)ということを比喩的に言っているにすぎません。
全くの正論で、おっちゃんは蓮舫氏のコメントに全く違和感はありません。
ネット民がこれほど蓮舫氏を批判するのは「国の借金は自分とは全く関係がない」と考えているためです。将来の自分たちに負担が跳ね返ってくる構造が理解できていない(又は考えたくなくて思考停止している)ようです。
まあ、そんな考えでも今はいいんです。日銀が打ち出の小槌のごとくお札を発行して、バンバン国債を買って(国に貸して)ます。金利もほぼ0に近いのでだれも負担感がありません。一見、すべて上手く回っているように見えます。
でも、そんな都合の良い話が永遠に続くことはありません。日銀のバランスシートの悪化→円の信用失墜により、いつかは終りがやってきます。
ネットの炎上コメントは内容が辛辣ではあるものの、文面がしっかりしていて社会的リテラシーは十分な方々といった印象です。特殊なネット民ではなく、普通に社会生活を営んでいる方々なんだと思います。
ネットでコメント書くような人に限らず、ほとんどの人が「国民の借金?いつ私がお金を借りました‥‥?」「完全に勘違いしてます」って、同じような反応をするように思います。
もうこの国は行きつくとこまで行くしかありません。ブレーキの壊れた暴走列車に乗ってしまったのと同じです(乗客は誰も暴走していると思っていませんが)。
先週、日銀は無制限に国債・社債の買い入れを行うと発表しました。日本株ETFも並行して爆買いしています。すでに債務超過スレスレまで痛んでいるバランスシートは今後どうなるんでしょうか?
今回のコロナ禍によって暴走列車の終点がより近くなったのは間違いないでしょう。
果たして、どんな止まり方をするんでしょうね。くわばらくわばら(古いTT)。