おっちゃんは若い頃銀行員をしていましたが、地方の支店で外回りをやっておりました。
 
人口密度の薄い地域だったので、客先がその支店から10~20Km離れた場所なんて場合もあります。外回り用に軽自動車と50CCのカブがあるんですが、若手はカブしか回ってきません。
 
バイクは季節が良いと爽快なのですが、真夏と真冬は地獄です。特に最悪なのは夏の雨です。
 
カッパを着ますが首のあたりから染みてきますし、ヘルメットから剣道の防具のような悪臭がしてきます。
 
郵便局の配達の人は一年中バイクで回っていますが、本当に大変な仕事だと思います。
 
さて、余計なことをつらつら書いてしまいましたが、たまに銀行員時代の思い出なんかも書き残していきたいと思っています。
 
今回のタイトル「公務員妻最強説」ですが、先に内容を言ってしまうと、銀行員として個人宅の家計をのぞき見した結論として、勤労世帯で最も裕福なのは「公務員妻」がいる家庭であるということです。
 
これは間違いないです。この属性のご家庭は行くと必ず豪邸です。たまに旦那が「ひも」のようなご家庭があって普通の暮らしをしている場合がありますが、旦那も普通に働いているうちであれば簡単に豪族になります。
 
女性の場合、普通の事務職公務員で定年迎える方は当時はまだ少なくて、教員が多かったですね。また、今ではいませんが「給食のおばちゃん」とか「図書館の受付の人」とかも昔は公務員でしたから年配になると年収600~700万、退職金2000万円とか普通にもらっていましたね。
 
うちの母方の姉妹にも「給食のおばちゃん」やってた人がいましたが、やはり豪邸で親戚筋では一番裕福です。
 
田舎で「給与所得者」ということでいえば公務員が最強です。

一番は県職員で、市町村職員はやや給与水準は低いようです。地方では民間企業はほぼ中小しかなく、上場企業は地方銀行等わずかしかありません。目立った産業のない地域では長年続いた不況の間に公務員が最高給の職業になってしまいました。
 
その最強県職員で、「夫婦そろって県職員」という家庭が結構ありましたが、この場合はけた違いの経済力になります。田舎の特権、生活費の安さも考慮にいれると日本最強と言ってもよいのではないでしょうか?
 
今でこそ育児休暇制度が民間企業でもだんだん定着してきてますが、当時、実際に育児休暇制度が機能していたのは公務員くらいしかありませんでした。おっちゃんの勤めていた銀行でも制度自体はありましたが、実際に育休を使っていたのは何人かしか記憶にありません。ほとんど退職して専業主婦化していました。
 
そもそも地方公務員は仕事が超楽です。(教職とかを除く一般的な事務職の場合です。)こういうと、現職の公務員の方から反論をいただくでしょうが、公務員から民間企業へ転職する人がほとんどいないことがそれを証明していると思います(いわゆる天下りを除く)。つまり、民間では勤まらないのです。
 
ボーナス時期に定期預金の勧誘をしに夜間、公務員宅を訪問して回りましたが(サービス残業!)、18~19時頃に訪問すると既に帰宅している人がほとんどで、中には既に飲んで酔っぱらっている人もいました。
 
女性が育児休暇が取れる上に、男は早く帰宅できる。しかも、自分の地元で普通は実家もそばにあるので、勤め続けながら楽々子育てもできるということです。夫婦で定年まで勤めあげると、生涯年収で5億前後は獲得することになるでしょうか?当然、自宅は豪邸になります。
東京であれば民間企業・共稼ぎでこれ以上稼ぐケースはもちろんありますが、経済的負担と苦労の度合いがまったく違います。結果、子供なしか一人っ子ていう家が多いですね。
 
うっかり、個人的な妬みが出てしまって、余計なことをたくさん書いてしまいました。「収入を増やす」という点においては、「共稼ぎを続ける」というのが最強だということを言いたかったのですが。。
 
でも、民間企業勤めではなかなかそうはいかないですね。。独身者なら公務員の女性と結婚できるようがんばりましょう!(ちがうか!!)