8月のとある日、
和食のランチに行ってきました
北野天満宮のすぐ近くの『せん田』です。
ご主人は
『下鴨茶寮』で11年修行し料理長まで務め
『研覃ほりべ』でも腕を磨かれた人で、
昨年独立して
こちらのお店をオープンされたそうです。
元々のこの店舗は『越路』という老舗割烹だったそうで
玄関の石柱にその屋号が刻まれています。
この日は私たち3人で貸切
カウンターにかぶりつきで
ご主人のお料理を見せていただきました。
カウンター席のうしろに小さな小上がりと
簾戸で仕切られた個室もありました。
開けてくださっているのは
女将さん(奥さま)です。
お二人ともお若いけれど
穏やかでとても落ち着いた雰囲気です
さて、
いつもはランチは車で出かける私ですが、
今回は友達が迎えにきてくれて
わーい、何飲もう
どのお猪口にしようかな
錫のお猪口を選んだら、
たまたま片口もお揃いの錫製でした
もう1人の友達と
伏見のお酒「月の桂」をいただきました
先付けは、にしん茄子。
賀茂ナスと身欠けにしんを炊いたのに
とろろと茗荷を添えてありました。
茄子によーく味がしみて美味しい
北野天満宮つながりかな?
梅の模様が可愛いお椀
とうもろこしと蟹の真丈。
お出汁とスダチのいい香り
ほろほろ崩れてとても柔らかい真丈でした。
8月だったので
大文字の送り火にちなんだ飾り切りが
お客さんの様子や頃合いを見ながら料理し、
説明やいろんな会話もして…
カウンターに立つには
様々なスキルが必要なんだなーと思います
私なんて、料理中の手元をじっと見られてるだけで緊張するわー
お造りは明石の鯛。
お醤油と淡雪塩でいただきます。
淡雪塩は粉雪のようなヒラヒラの塩で、
少しねっとりしてあまり塩辛くありません。
ここでお酒のおかわり
メニューには載っていない銘柄もあり、
お料理に合うものを選んでいただきました。
ご主人の出身地である福井県若狭の地酒、
加茂栄をいただきました
ほぼ地元で消費され、
京都で飲めるのはここだけとか。
昼間から美味しいご飯と美味しいお酒、
幸せ〜
次は小鍋が用意されまして、
ハモの天ぷらです。
万願寺とうがらしの中に海老のすり身も
はいってました。
そして、カウンターの向こうでは鰻が
ご主人のご実家は三方五湖のそばで
鰻屋さんを営んでらして、
そちらのお店から
鰻と何十年も継ぎ足して作られている秘伝のタレを分けていただいているのだとか。
だから
こちらのお店では昼も夜も
コースのシメは鰻丼なのですって
香ばしい皮とふっくらした身、
関西風のうなぎです
水物は、
流水文様風の涼しげな器に
桃とキウイと梅シャーベットでした。
カウンターでは
ご主人自らお茶を点ててくださり、
デザートは自家製きんつば…
と思ったら葛焼きでした。
季節ごとのデザート(お菓子)も
すべて手作りとのこと
どのお料理も
丁寧に作られていてとても美味しく、
お昼とはいえ5500円てコスパ良すぎでは
と思いました。
夜にも行ってみたい〜
今回のお会計
昼のコース @5500円
ドリンク 日本酒2合を半分こ
合計 1人あたり6762円でした。
食後は北野天満宮まで歩きまして、
お参り…ではなく、
粟餅の澤屋さんへ
粟で作られたお餅は餅米より軽いので、
困ったことに何個でもいけてしまいます
この日は夏限定のかき氷を
宇治粟餅氷
氷の下に粟餅が隠れています。
このかき氷もサラサラーっと食べられ、
普通の粟餅も1皿追加できてしまうくらい
友達はお持ち帰りも注文していましたが、
うちは長女がダイエット中なので
やめておきました
私はダイエットは
毎日「明日からにしよー」って思うので、
粟餅のあと、
北山のマールブランシュへ
紅茶と北山マドレーヌレモン🍋食べながら
夕方までゆっくりさせていただきました。
喋ってるといくらでも食べられて困るわぁ