前回からの続きです。
機械の身体に置き換えなくても、生身の身体の"寿命"を長引かせることはできる。再生医療技術がそれだ。iPS細胞で新品の組織・臓器を作って、古くなったものと取り替えれば老化をキャンセルできるかも知れない。しかし、脳を新品と取り替えたら元の人ではなくなってしまうと想像される。新しい脳が組み込まれた個体は、たとえ周りからは生き続けていると見えても、本人にとっては死んだに等しい状態なのだろう。
あるいは脳をいっぺんに新しいものと取り替えずに、少しずつ新しい組織を補充することを継続したりすれば、本人の人格を失わずに老化をキャンセルできるかも知れない。けれど、これは時間もお金も掛かる方法となるであろうし、万人が受けられる処置とはならない気がする。きっとお金持ちだけが享受できることになると思われ、残酷な未来を予感させる。
脳が置き換わっても、人格が元の通りとなるような
A I脳がスピーディーかつ安価にできたら、iPS細胞脳より需要が出るかも知れない。
もちろんA I脳への置換は、旧生物学的には死亡ということになるのだろうが、我々が死の考え方を変えられるかどうかの問題とは言えないか?
ただし、
漫画:銀河鉄道999では機械の身体も高価で、金持ちだけが入手できる。入手できなかった貧乏人は、進化から取り残された旧生物で、同じ人間とはみなされなくなっており、生殺与奪権も機械の身体を入手した新人類に握られていた。そのような状況にならないように、A I脳を含めた機械の身体への置換は、貧富の差に寄らず、誰でもできることが肝要だが、さてどうやってそれを可能とするか、、。