未だに着こなせない赤いベストを

あるだけの服と合わせてみる

私が決めたことに失敗なんてありえない

今日は絶好のチャンスだから

鏡の前に立った回数も忘れた頃に

散乱したシャツが見送る部屋を出た

街の目は上々
でも最後の審判が全て

お気に入りを手に入れられるかどうかはあなた次第
線路沿いに立ち止まって

被り直した帽子

それでもどこかズレている気がして

何度も繰り返している

理由もなく歩いてきたのは

どこかで期待していたから

終わりに近づいて染まっていく空に

また一つやりきれなさを刻む

優しい笑顔なのか
暖かい背中なのか

何が欲しいのかわからなくても

帰る場所には留まれない

新しい日がやってきたなら

また探し始めよう
黙ったままの君の目には

どれだけたくさんのものが映っているのかな

雪の別れ道で

最後に笑って去る君の

後ろ姿に切なくなって

駆け出そうとした足を必死に止めた

引き止めたら

きっと辛くなっちゃうよね

こんな時でも

一番に想ってくれていることは知っているから

今はただ

その背中を見守ることにした