その先に見えたのは

 

遠い昔の思い出だったか

 

いつか想像した未来だったか

 

触れた手の感触が

 

抱きしめた身体の感触が

 

窓から差し込む光の中にすこし残っている

 

まどろみの朝

 

 

 

 

 

 

沈黙の街

乾いた空気

その裏側に

賑やかな夜が
封じ込められても

彼はずっとここで笑う



手からこぼれ落ちただけだと

勘違いした

いつでも見つけられると
思っていた

そうじゃないことを
聞いて

一生懸命に探す

本当なんだと分かるまで

一生懸命に探す