こんばんは!ASD&ADHDでも元気に靴や小物を作っています!靴職人のスムさんです👠



いつも当店のブログをご覧下さり誠にありがとうございます😊




前回のブログでお知らせした通り、4月末からお世話になっている靴メーカーさんでアルバイトをしております👠


早いものでもう一ヶ月が経ち、ようやく製造現場の作業に身体が慣れて感覚も戻ってきましたがなにせ慣れるまでヘトヘトで、すっかりブログも久しぶりになってしまいました😅




そんな中で「これは紹介しとこ!」というネタがありましたのでブログを書いています🤔


それが、


フリマで靴を売る時の注意点


です🫡



メーカーさんでの仕事は靴の仕上げ作業を担当しているんですが、同じ仕上げ作業の現場で親切にしてくださる先輩が、廃業したメーカーさんに貰った靴を譲ってくださいました👠



2020年に廃業されたので、少なくとも3年以上前の在庫品でした。



25足ほど頂きましたかね🤔




ここで僕は「早速メルカリで販売してみよか!」とは思いませんでした。その理由が



劣化してる可能性です!



その廃業されたメーカーさんは主に合皮製の婦人靴を作られていまして、中には本革の靴もありました🐂



靴を受け取りに行ってみると、ご自宅の一階におもむろに置かれていました👀



この時点であっ、ヤバいかも。。。と思ったんですが、持って帰って検品をしてみるとまー合皮は皮膜が崩れる崩れる😅



結局販売出来そうな靴は10足も無かったんですが、昔からやってみたかった計画があったのでその試運転として販売するには程よいんですけどけ😅



この合皮の皮膜、表の革調の部分がボロボロと取れるのは「加水分解」と言います💡



湿気のある所に靴を置いておくと、素材のポリウレタンが湿気に反応して分解されてしまう現象です😅



この加水分解してしまっている靴が無いかを検品していた時にふと、


フリマサイトでクローゼットに何年も眠っていた靴を販売したものの加水分解でクレームになった人もいるんじゃないのかな?


と思ったんですよね😅



○年前に購入したけどしばらく履いていたら指が痛くなってしまって、それ以降クローゼットに仕舞ったままで履いてないけど美品だから出品しちゃおっ!



という方、多いんじゃないでしょうか??



加水分解した靴はよっぽどでないと手に取ったぐらいでは崩れないので、写真を撮ったりしても気付かない事も多いです😅



そのまま購入者さんへ送ってしまい、いざ履いて外出するとなんじゃこりゃー!?となっちゃうと購入した人も楽しみにしていた分一気に悲しくなりますよね💦




ほなどないしたら良いんでしょう??



そんな時は、100均でも売っている消しゴムで擦ってみましょう💡




使い刺しだと汚れてしまうので、汚れていなくて真っ白の消しゴムがオススメです😃


僕たちはゴムの原料を使用して靴の仕上げ作業で付着した汚れを除去していますが、そんな専門的な物は簡単に買えないので消しゴムで充分です😊



そしたらその消しゴムで、程よく力を入れて擦ってみましょう😊


擦る部分は靴の表、裏、中敷き、後は合皮を巻いているならヒールも擦ってみてくださいね🤔


加水分解していると皮膜がポロポロ取れてしまいますが、皮膜がしっかり付いているなら擦った部分は変化しないか、出ても小じわが残るぐらいで済みます💡



とは言っても目立つところに小じわが出てしまうと困るので、なるべく目立たない部分で試してみてくださいね😊



それともう一つ大事な事が、靴底が剥がれてしまう現象も検品しましょう!


靴底は消しゴムで擦るのは心許ないので、定規などの薄くて硬い物を合皮と靴底の接着面の隙間に差し込んで、グッと靴底側に押し込んでみましょう🫡



加水分解していないならそう簡単に靴底は剥がれませんが、もし加水分解していたら皮膜ごと靴底は剥がれます😅


この検品方法は靴底の糊が劣化してしまい、靴底が剥がれる現象のチェックも兼ねる事が出来ます😊




ちなみにですが、私は指でガッ!と剥がして検品しました🤣




せっかく気に入って購入した靴は、クローゼットの肥やしになるぐらいならまた新しい人に履いて欲しいものですよね☺️



皆さんも靴をフリマ等で販売する際は是非事前の検品を試してみてくださいね😊




お仕事の励みになりますので、宜しければいいね!お願いします👠✨