BLUE MAN GROUP IN TOKYO
千秋楽無事に終わりました!!
開幕から終幕まで劇場に足を運んでくれた全ての人達にありがとうの気持ちで一杯です。
今回のブログはちょっと長くなるかもしれないけど読んでね。
僕のブルーマンでの活動は約4年半。
2007年の夏に友人に誘われてオーディションを受けて、有難い事に合格。(後に俺が選ばれたのは秋気の助言があった事が発覚wwwこの時から秋気には感謝しっ放しです!)
受かってからいきなり見知らぬ人と1ヶ月海外研修に行かされて到着3日でいきなり公演に出されて、あれよあれよと言う間に帰国。
帰国してからは日本公演の準備でほぼ毎日劇場に行ってたな。
不安な事もいっぱいあったけどワクワクしてて毎日が充実してた。
開幕してからはひたすらショーをこなして慣れていく日々。
よく公演内容が一緒だから毎日同じで飽きない?と言われるがこのショーは内容は同じでも毎回違う。
それはこのショー独特の事なのかもしれない。
ブルーマンの動きに合わせて演奏する。
だから毎回曲のサイズも変わればタイミングなんかも違う。
意外と大変なんですwww
まぁとは言ってもある時期には自分の中でマンネリ化と言うかこれ以上成長が出来る気がしないスランプみたいなものがあった事も事実。
そんな時に海外のブルーマン公演からミュージシャンが来てこっちのショーに出て、その差に愕然として、あー俺ってまだまだやることあるじゃん!って気付かされてそこからまた挑戦が始まった。
演奏以外の事でもたくさん問題が発生したけど一つ一つみんなで解決した。
今思えば良い思い出の数々。
なのかな?w
それから2年、千秋楽の発表。
この時再演する事はまだ決まってなかったから終わってしまう事が残念で仕方なかった。
って言うか心残りがあり過ぎて最終公演の時には開演前から泣いてしまった。
そして直ぐに再演が決まった。
この時は演目が少し変わるのでまた最初の時みたいに海外からスタッフが集結して仕込みをした。
久しぶりにバンドメンバーにも再開して何だか同窓会みたいな感じだった。
半年ほど演奏していなかったにも関わらず思い出すのにはそんなに時間は掛からなかった。
やはり2年間やっていると身体が覚えてるんだね。
こうしてBLUE MAN GROUP IN TOKYO第2期が幕を開けた。
バンドメンバーが何度か変わった事を知ってる人は極僅かだろう。
ここにいる間数多くの問題が起きた。
それはどの会社でもある事だと思うが人間関係だったり、政治の問題だったり。
最終的に開幕から残ったメンバーは俺と秋気だけになった。
そうそう、ここで相方、秋気の事を少し話したいと思う。
彼はスゴい!!
はい終わり。
冗談です。
秋気は若干19歳の若さでブルーマンに入った。
世界のブルーマングループのドラマーの中で1番の若さだ。
鳥取の田舎から出てきた学生上がりの若者が何故ブルーマングループというカンパニーに入れたのか。
それは秋気のプレイを見れば分かってもらえると思う。
秋気のプレイしている姿を見ると、あ、こいつ本当にドラムが好きなんだなぁと一発で感じると思う。
根っからのドラム少年といった感じだ。
秋気の出す音は聞く人をワクワクさせる力、表現力がある。
そして秋気の音楽に対する姿勢。
これはドラムに対しても仕事に対しても同じ。
本当に熱意が伝わってくる。
彼からは俺も見習わなければならないところが数多くある。
これだけベタ褒めしたが、とにかく一緒にいると本当に楽しい奴なのだ。
奇跡的に同じ事を同時にする事が良くあったり。
スタッフからもよく兄弟みたいと言われてた。(でもいつも年下の秋気が兄でした)
みなさん、彼はビッグになりますよ!!
相方が秋気じゃなかったら最後まで走りきれなかったと思う。
この場を借りて本当にありがとう!
第2期が始まって一年経とうかと言う時、あの大震災があった。
日本中が悲しみにくれたあの忌まわしい出来事。
もちろんこのカンパニーにも大打撃を与えた。
公演はおよそ1ヶ月中止。
再演してからも客足は伸びず空席が目立つ日が続いた。
それでもみんなは止まらなかった。
今だから書くけどこの時、僕は一度このカンパニーを離れる決意をしていた。
この時いろいろ助言をくれた皆さん、本当に感謝しています!
散々わーわー言った挙句、結局居残る事になった俺を誰も責めたりしたりはしなかった。
この時期から僕らバンドメンバーは終演後、募金箱を持ちロビーに立った。
たくさんの人達が募金をしてくれて声をかけてくれた。
中には被災地から来ました。と言う人もいた。
被災地の学校からもたくさんの学生が来てくれた。
そんな彼等が募金箱にお金を入れてくれた時は涙が出そうになった。
自分達だって被災していて決してお金を多く持っているわけでも無いのに。
被災地の為に本当に微力だけど力になれて良かった。
募金をしてくれた方々、本当に有難うございました!
それから千秋楽まではとても早かった気がする。
特に残り100公演を切ってからはあっという間だった。
それもこれも素晴らしいメンバーに恵まれていたからだと今改めて感じている。
今後ブルーマンが日本に帰って来るかは分からない。
けどもし戻ってきた時にはまた何かしらの形で関われたら嬉しいな。
長々と書きましたが最後まで読んでくれてありがとうございました!
これからも山本淳也は1人のミュージシャンとして頑張っていきます!
ブルーマンで演奏していたと誇れる様に。
応援してもらえたら嬉しいです(^-^)
ありがとうブルーマン!
またいつか!
2012/04/06
BLUE MAN GROUP IN TOKYO
Drums & Percussion
山本 淳也