今日は一月ぶりの診察の日でした。

今日は採血と問診で一ヶ月分のお薬をもらって帰るだけ。なぜか今日の病院は混んでいた。
診察室の前の廊下に人が多いと、わかってる人には入っていく部屋でHIV専門の先生の部屋だってわかるから嫌なんですよね。あっち行けよ。って思ってしまう。
ウィルス量は月1でしか計れないので、まだどれだけ減ったのかはわかりませんでした。はよなくなれ。

薬の変更もなし、仕事も特に問題なくできてるなら大丈夫でしょう。って。
まあ、そう言ってくれたらひと安心。
痩せた?と言われる。体重は増えているのに、入院時についた脂肪が全部落ちてしまい、少し顔がシャープになったようだ。
副作用によるリポジストロフィーなら相当飲み続けてないとならないハズだし、医者は首をかしげていた。
このままフィフィみたいになったらどうしよう。

ある程度この病気に関わってる人と話すと少し安心する。
正直彼氏に病気の事であれこれ言われても、オメーにはわかんねーよ!的に思ってしまう所がある。
善意で言ってくれているのに申し訳ないと思う。心配してくれてるし、とりあえず元気づけられたフリでもしとかなきゃって思って疲れる時がある。

病院の福祉課によった。
ついに身障手帳ができあがったらしい。まだ手元にはないけど、等級は一級。最高レベルやん…。
最高に危険て事やん、なんかもうやだ。
なぜ二級じゃないんだろうと思うと、やっぱり酷い病気なんだなあと思えて、一瞬言葉につまった。

病院の人たちはこんな病気になってしまった僕にも優しく接してくれる。
自分が本当にちっぽけな人間に見えてくる。
仕事とはいえ他人の命を救う仕事、すごいなって思う。
残念ながら僕には人の命を救う仕事につきたいなんて発想は微塵もなかった。

そういや僕は自分の事しか考えて生きてないな。
ま、みんな似たようなもんなんだろうけど。
人に優しくするのは、自分も優しくしてもらうため。
困ってる人助けるのは自分がひどい人だと思われないようにするため。
できるだけ人の役に立つよう、人に迷惑かけないよう生きてるつもりだが、きっと心の奥底には無意識にそんな一面があるんだと思う。

そんな事考えながら採血して薬もらって帰った。
なんか午後の採血室はスタッフがオバハンばっかりでびっくりします。
採血する人も少なく、ヒマそうなのでオバハン同士しゃべってる姿も見受けられ、ババアの迷宮に来てしまったかのようにも思えました。
サラサラヘアーが一人もいない。

やっぱりかわいいお姉さんに抜いてもらった方がいいですね。
オバハンはすぐにいらんこと話しかけてくる。
今日暑いねーとか、
針刺して

大丈夫?痛くない?
ちょっと痛いよねー。
けど我慢してー。

じゃあ、いちいち痛いとか聞いてくんな!

とかついつい突っ込んでしまいます。

もちろんちゃんと処置してもらってるから感謝ですけどね。