「直轄負担金」。
橋下さんがわーわー言ってますが、そろそろ手の降ろし方を考えた方がいいですね。
東国原はさすが賢い。尊敬します。
橋下との付き合いも大事にして花も持たせながら、この問題を一定の帰結に導こうとしてる。
橋下さんはこれに反応できるかどうかが橋下さんの今後も左右しそうな気がします。
酒の席での空気の読みあいに近い思考ですね。
直轄負担金、道路法という法律に規定されているものです。
法律は憲法の次に遵守されるべき規律。
その下に施行令、施行規則があって、その下に各省庁の偉いさん方からの通知(旧:通達)がある訳です。
いわゆる通達を改正するのも大変なのに、法律変える、しかも伝統ある道路法を触るなんて一筋縄じゃないし、省益などが今日ほどのものになるより前に既にできていたルールにはなるべくしてなっている理由、骨太な法の趣旨がある訳です。
基本的に、直轄負担金とは、国として施行する工事の原資は全国から集めた税金と、よりその便益を得ることができるその地方の人たちの負担によってまかなわれるべきという受益者負担の考えによるものと言えるでしょう。
すごく普通のことだと思います。
東京や名古屋の道路を造るために田舎の人がどこまで汗水流さないといけないんだということです。
インフラが必要な程度もそれぞれまちまちなのに、全て全国のみんなで等しく負担するのが公平なのかということです。
その道路の周辺に住んでいる人の方が全然違うところに住んでいる人よりもその便益をより得られるのだから応分の負担をすべきでしょう。
橋下さんの話の発端は、庁舎建設費への充当でした。
まあ使い道の精査は必要でしょう。
しかし直轄負担金廃止論は馬鹿げているというか、非常識です。
財源ごとあとは地方で勝手にやってとなれば、地方間格差は広がりますよ。
都市部の知事なんかはもうインフラもできてるから負担感が大きいでしょう。でも地方の首長は違うはずです。三重県知事だったでしょうか、既に異論も出始めています。
橋下が言わない事実をもう一つちくっておきましょうか。
今日、金子大臣も言及してたかな。(東国原は絶対既に知ってた。橋下との付き合い上ぼけてみせてるだけ。重ねて言いますがあの人は賢いです。いつか総理になって欲しい。)
府県道相当の道路(政令市のものを含む)の道路の維持にかかる費用は地方交付税交付金にその分を含めて地方に渡してあげています。
直轄負担金を廃止するのならこれもセットで廃止となって、結果として負担増となる地方が出て、地方間格差が広がるということです。
ほとんどの制度はなるべくしてなっているということです。
重ねて言いますが、東国原はこれに前から気付いてて、この問題に無関心という態度はとれないものの紙一重で距離を置いてきていたと思います。
何か国の制度はほとんどおかしいみたいな風潮をマスコミがおもしろおかしくショーみたいに作りあげますが、本当にほとんどおかしいんならそんな国一瞬で崩壊しています。
あり得ないです。ほとんどの制度が正しいものだと考えるのがあるべき思考です。
橋下さんは定期的に何か問題提起をしておかないと飽きられるという思いが強いんですかね。
ちょっと悪ノリの感があります。
東国原さんへの意識が強いんだなと余計に感じてしまいます。
直轄負担金の使い道を再考すべきなのはそうかもしれません。
でも人件費だっておかしいことはないとも思うんですけどね。
地方整備局の職員はほとんどが各地方での採用でその地方のための仕事以外しないと言っても過言ではないです。国家機関と言っても地方の出先機関なのですから、その地方のために資する仕事をしているのはごく当たり前のことというか自然とそうなります。
であれば全国の人の税金だけで単純に負担するというのでなくて、当該地方に傾斜配分したような負担のあり方となるのが自然な気がします。
地方が負担、国が負担と言ったって、どっちにしても負担しているのは同じ人でしょ、見方によって呼び名を変えているだけで。
財源ごと地方に渡せって言うけど、絶対地方間格差は広がる。
財源渡しましょうって言ったら、うちはこれだけやる必要がある事業があるんだーと先のことも考えて各地方は目一杯手を挙げてきます。
引きの強い地方、弱い地方で最初に差ができたら、その差はずっとのちのちまで影響するでしょうね。
まあ何せ、橋下さんのようなうまくない政治家の大声に惑わされず、東国原さんの言うことを注意して聞いてみましょう。