記念すべきプレミアム・イヤーになるはずった2020年、フタを開けてみればどうだ、世界中に蔓延した未曾有のウイルスが、僕らの日常をことごとく奪っていく。

「密を避けろ」と、イベントは軒並み中止になるし、エンタメは目の敵にされ、ライブを中心に生きてきた僕らにはたまったもんじゃない。それでもなんとか頑張って生きる手段を模索する。自分の場合は「生きる手段=音楽を続ける手段」だけど。

そんな中で全14公演中止をすることなくやりきったカホンの祭典HAKO FES(ハコフェス)。スタートした時期がよかったのもあるけど、これは本当にすごいこと。主催の村岡さんはもちろん、各所で協力してくれるライブハウスやお店、仲間たち、応援してくれる皆様、みんなのおかげでやりきれた、その光景を僕は11公演に参加することで目の当たりにしてきました。

10公演の振り返りは前の記事に書いたので、そ ちらをぜひ。

【ハコフェス東京の前に、KAZUのハコフェス2020を超個人的に振り返る。】

☝️よければ読んでみてね!!



さて、今日はそんなハコフェス2020のファイナル、HAKO FES 東京について、振り返ります。

その前になんで他の公演の話をしたかというと、今年は確実にそれまでの全公演をハコフェス東京が背負っていたから。

コロナ禍で配信が当たり前になった音楽業界。悪いことばかりではなくて、それが全国各地の人、音、場所、全てを繋ぐことになる。

「あの地域のハコフェスはこうだった。」とか「あの県にはこんなカホン奏者がいる。」とか。みんなに知ってもらえて最高じゃん!

自分が兵庫の中山くんと始めたハコキャス(カホン奏者達がカホンについて語るだけのキャス)もその現象に一役かいました。

そんなわけで全国各地からバトンを受け継いできたハコフェス東京。期待の高まり方も前の年までのそれとは別物だったように感じます。


さぁそんなわけで振り返っていきましょう。

まずはハコフェスになくてはならない、カホン奏者全員による全体パフォーマンス!

今年も記憶力との勝負、第二楽章13公演分(全パフォーマンスを繋げて作ってるのです)は伊達じゃない。それでもやったよ!個人的に今年は今までで一番練習したから、その思い出と併せて、もう最高な出来でした!ミスというミスは、、二箇所くらい、、(あったんかーいw)

ただステージ下の人達が声を出せない(ガイドラインに基づいて出しちゃいけない)ということが当日に知らされた時は、ショックだった。該当した人達はより、だと思う。声を発することも本当に大事なパフォーマンスのひとつ。だから、みんなの分まででっかい声だしました。奏者全員の声として会場に響いていたらいいな。


全体パフォーマンス大成功!のあとは、聞間拓「またライブハウスで」をカホン奏者全員で演奏。

私的に今年一番演奏した曲。気持ちも入る。コーラスマイクはないけど、全力で歌った。届け!届け!って想いながら。拓ちゃん、一年を通して、素晴らしい景色をありがとう。

拓ちゃんのステージが盛り上がったあとは、、いきなりの大一番。KO(サイド)ステージにて「杉本ラララ × KAZU」の出番。


『神伝説』という謎のユニット名もつきましたが(笑)「この二人なら良くて当たり前、絶対に最高!」という前評判は、実はプレッシャーでしかない。だから、自分達でいじり倒してステージに立ちました。(笑) 結果、最高だったね。今回ラララが相手で本当によかった。

彼は「ハコフェスなので、KAZUさんが活きる曲を」って言って、いくつかセットリストの選択肢をくれたんだけど、その中からあえて、歌詞が大好きな(どちらかというとバラードよりの)二曲を選ばせてもらいました。

「唄場漂流記」と「とわのまほろば」、この2曲をいまだからこそ皆に聴いて欲しいと思った。それ以上は言わないから、間に合えばアーカイブを見てね。たぶんいま自分が言いたい事ともリンクしていたんだと思う。

お馴染みの「狐の嫁入り」のはじまりは、ハコフェスの特別version。声とカホンだけのインプロ、燃えたなぁ。


というわけで、結局のところ『神伝説』は、思っていた以上に無敵でした。(笑)これからも一緒にライブするから、この二人を応援よろしくね!!

さて、その後も魅力的なプログラムが続いていく。ゲストミュージシャンを含め、奏者一人ひとりの熱い想いが渦を巻く空間。

と、そんなこんなであっという間に中盤戦!

2つ目の全体パフォーマンス「Fantasista Ⅲ」!


これは今年の「カホンの日(8/2)」用に作ったカホンソロをフィーチャーした演目。「いつでも誰とでもできる」がコンセプト。今回はそのポテンシャルを十分に発揮できる舞台を用意してもらえて、感無量。これをカホン奏者27人でできるなんて、最高かよ!

KAZU、トミタコウスケ、岸田うららの熱いソロプレイと迫力のユニゾンをご堪能いただけたかと思います。


☝️本番に強いレジェンド(笑)バッキバキにソロ決まりましたわー!!

そのあとはカホン座談会中に急な呼び出し(笑)。試奏&コメント役、あれ、けっこう緊張するんですよ。(困った時に呼び出されるレジェンド(驚))

ハコキャスでホストをやってくれてる関西組のチームパフォーマンス。そして、ハコキャス女子会メンバーのチームパフォーマンスも応援せずにはいられない。(すぐにハコキャス贔屓をするレジェンド(笑))

今回のハコフェス東京、コンテンツのバランスもよかったね。シンガーソングライターのライブだけに寄りすぎずに、カホンの魅力を届けられた気がする。


そのあとも熱いパフォーマンスが続き、オノケン(大野賢治)の時にみんなでワイワイきゃっきゃ、千手観音をやったりして(文字だけでみるとよくわからん(笑))むっちゃ楽しかったし、河野圭佑の時の全員演奏曲「人間なんて」では、メイン奏者のつもりになって大事に演奏した。泣けたね。

そして、本当に終盤、最終セッション!

の前に!気になる『カホン動画グランプリ』結果発表!!パチパチ!!


なんと、、二年連続グランプリ!とったどー!!(大塚○の唐揚げ2キロもついてきた(笑)) やったー!!

応援くださった皆々様、本当にありがとうございました!!

前回のグランプリは一年を通しての貢献込みでもらえたようなグランプリだったから、今年は「数字で圧倒的な結果を出して勝つ」って、決めてました。

だから、むっちゃうれしい!いぇあー!!(正直来年からは審査員でいいわー(爆))

というわけで、ラストセッションもわちゃわちゃ盛り上がり、今年覚えた技で『配信を観てる皆にも超参加してもらう!』ということもできたし、思い残すことはない。

ハコフェス東京、最高だった!!

して、余韻すげぇ!!(笑)


改めまして、この一年を通して、ハコフェスで出逢えた皆様ありがとう。応援してくれた皆様ありがとう。

今もまだまだ続くコロナ禍、いいことばかりじゃないけれど、それでも僕らはその瞬間瞬間に輝くために頑張ったし、やりきったよな。人生はそんな事の連続だ。

俺にとって「音楽を辞めること」は「死ぬこと」と同じ。

だけど、俺は生きるよ。

まだまだ見たい景色、見せたい景色がある。

そして、できるなら道中楽しみたい。

だから、ハコフェスの主催者でも何でもない俺だけど、これからもプレイヤーでありながら応援し続けるし、あーだこーだ意見も言わせてもらうと思う(笑)

すべてはこの世を楽しい世界にするため。それだけです。

最後に主催の村岡さん、今年はマジしびれたよなぁ!お疲れさま!ありがとう!まだここからが踏ん張りどこだけど、お互い頑張りましょね!

それでは、これからも皆様と色んな場所で逢えますように。

コロナに負けるな!とにかく生きて!また逢おう!

それじゃあまたね!

KAZU

※一回記事が消えちゃって、、なんとか奮起して書き終えました。ちょっと内容変わっちゃったけど、楽しんでもらえてたら嬉しいです、長文読んでくれてありがとう!