美味しいものが好きだ。別に自分をして美食家だとか違いがわかるとかは毛頭思ったりしないが、なるべくなら自分が美味しいと思うものを食べたいと思う。お酒に関しても同じだ。お酒そのものの味が好きなのであって酔いたくて飲む事はまずない。だからビール、ウイスキー、日本酒なんかは好んで飲むけど、ジンやベルモットなんかはまず自分からは飲まない。それ自体は常々自覚していたのだが、あるときふと思った。ひょっとして自分は酔う事、キマる事そのものがむしろ嫌いなんじゃないかと。確かに考えてみれば翌朝の明らかな身体の鈍さを自覚してからは大事なライブの前日は絶対飲まなくなったり、くだを巻いている奴を見ると疎ましく思ったりと、酔う事に対して嫌悪感を抱いている自分に気づく。すぐ顔が赤くなる事も、人目を気にしすぎる小心者の自分には嫌悪感を増すに足る要因に思える。でも味が好きだからやめようとは微塵も思わない。自分の中では『美味しい感覚>身体のコンディション』なのか、少なくとも今は。どこかに味はそのままで酔わないお酒はないものか、なんて思う日曜の朝。これからライブして1週間ぶりにうちに帰ります☆☆