その日一日携帯とにらめっこをしていた



もしかするとリーダーからメールが来るんじゃないかって



でも、全然こない、一向に来ない



もう、気にしてるのがバカみたいに思えてきた



リーダーは僕が女でも男でもどうでもいいのかもしれない



ただ、どうしても不安が消えずに胸の中でもやもやしまくってるから



もう、あの人にメールするしかない!



”リーダーにバレたかもしれません”



すぐにメールの着信がなる



”リーダーにバレたって確証はあんの?”



”ないんですけど・・・タオルが放り込まれまして・・・”



”どういうこと?”



このメールが来るや否や今度は通話の着信がなる



ニ「どういう意味?」



ニノさんにことのいきさつを伝える



ニ「あーあの人勘がいいからねぇ」



「やばいですかね?」



ニ「いや、全然ヤバくない。無害」



「無害ですか・・・」



ニ「バレてもバレなくてもあの人多分何も変わらないよ」



「なら、いいんですけど・・・」



ニ「何?廉くんそのことが気になって仕方なかったの?」



「あ、まぁ・・」



ニ「こんな時間なのにね」



ニノさんにこんな時間と言われてから時計を見ると1時を回っていた



「うわっ!ニノさん!すみませんこんな時間にメールして!」



ニ「ふふふ、いいよ。ゲームしてたから」



「でも、そろそろ寝ようとしてたんじゃあ?」



ニ「いや、まだ」



「・・・寝ましょうよ」



ニ「じゃあ廉くん添い寝しに来てよ」



「それはおかしいでしょ」



ニ「なんで?おかしくないよ?」



「いやいやいやいや」



ニ「くくくく、そんな否定しないでよ」



「ニノさんが変なこというのが悪いんですよ」



ニ「そんな悪いこといったかなぁ」



「いいました!」



ニ「ふふ、じゃあ寝るとしましょうかね」



「そうしてください」



ニ「じゃあ、お休み」



「おやすみなさい」



ニノさんの声から規則正しい機械音に変わり携帯を耳から離す



”バレてもバレなくてもあの人多分何も変わらないよ”か・・・



確かにそうだよね



ニノさんに相談したことによって心の中が少し軽くなって残りの睡眠時間はだいぶ少なくなったけど



安心して寝ることができた








家に帰りつくなり顔がゆるんじゃう・・・



相葉くん、覚えてくれてたんだ!



私のこと、校舎から見ていたこと



それと・・・あの笑顔が見れたこと



はぁ~本当にうれしいかも・・・



ずっとずっと相葉くんを忘れたことなんてなかったんだよね



ストーカーじみてるかもしれないけど・・・



相葉くん以上にキラキラした笑顔してる人いないんだもん



でも、浮かれてちゃあダメなんだよね



相葉くん・・・なんか悩んでるみたいだし



それで笑わないようにしてるんだし



笑わないのって結構大変だろうなぁ



ベッドの上でゴロンゴロンしてるとテーブルの上に置いたケータイが震え始めた



画面を見ると知らない番号



知らない人だったらいやだなぁ・・・とか思いながら待ってみるもワンギリでなないみたい



通話ボタンを触ると聞き覚えのある声が電話口からこぼれた



相「小山先生?あ、相葉です」



「あ、ああああああ相葉くん!?!?」



相「ひゃっひゃっひゃどんだけ、あ、言うのよ」



相葉くんは電話口でゲラゲラ笑ってる



見たい・・・その顔を私に見せて!!!



って言えるわけもないからグッとこらえる



相「はぁ。あのね、別に要件はないんだけどさ」



「うん」



相「だいぶ前に教えてもらった電話番号がまだ生きてるのか知りたかっただけ」



「ふふふ、まだ使ってるよ」



相「そうみたいだね。よかった、俺、番号変えたからさ。かえたとき連絡しづらくてそのままだったんだよね」



「なんでしづらかったの?」



相「だってさ、大学行く前にみんなでノリで交換しただけだったから、そのあと全然メールとかしなかったじゃん」



「確かにしてないねぇ」



相「だから、データはちゃんと移したんだけど、連絡はできなかったんだよ」



「送ってくれたら登録したのに」



相「何書いていいかわからなかったんだもん」



「ふふふふ、携帯変えました だけでいいのに」



相「それってなんかそっけないじゃん」



「それでもうれしいよ」



相「嬉しいの?」



あ・・・



「メールもらったらうれしいじゃん」



相「それだけ?」



マズイ・・・相葉くんはまわりに女の影作らないって言ってる人なのに・・・



私の心のなかで雲行きが怪しくなってくる



相葉くんから電話が来てさっきまで有頂天だったのに



「友達じゃん」



とりあえずこの言葉でごまかしてみる



相「・・・・・・そっか。ちゃんと送っておけばよかったね。ごめんね」



「ん?なんで相葉くんがあやまるの?」



相「なんとなく。じゃっじゃあ、これが俺の番号だからちゃんと登録しておいてね」



「相葉くん・・・教えてくれてありがとう」



相「・・・小山さんだからね」



そういって相葉くんは通話切ってしまった



・・・小山さんだからね?



あ・・・相葉くん・・・それでどういう意味??????



ってめっちゃ聞きたいんだけど、聞けない



何このもどかしさぁぁぁぁぁぁ!!!



夜中だから絶叫なんてできないけど



今すぐジェット機にのって富士山山頂に行って叫びたいよ・・・もう・・・

さ、どうしましょうかね…


もう、タオルを投げ込んでくれた親切な人がリーダーだってわかった


ちょっと流れを確認するよ‼︎


私服をもってシャワー室に入った


シャワーの音がした


でも、僕が全然出てこない


もしかして…廉のやつタオル忘れた?


えいっ‼︎投げ込んでみよう‼︎


すると出てきた‼︎…とこまでは寝てたから見てないか…


でも、この流れ自然じゃね??


自然だよね‼︎そうだよね‼︎


よしっ‼︎


二「廉くん楽しそうなとこ悪いけど、家着いたよ」


相「何一人で浮かれてんの?」


気がつくと二人の顔が僕の顔を覗き込んでいた


「えーっと……では、みなさんお疲れ様でしたー‼︎」


誤魔化すための満点笑顔で車を降りる


二「ふふふふっ」


松「はい、お疲れー‼︎」


僕が降りると同時に扉が閉まり始める


人影もない道を夜風が通り抜ける


考えてもどうしようもないじゃないか


リーダーにバレたとしても、それを言いふらす人ではないのは明らかなんだし


どうしようもない不安は消えてくれないけど、リーダーを、信用して過ごすしかない


そろそろ身体も震え始めて来たから自宅に足早に入った






職員室に戻ってくると櫻井先生がまだ残っていた



「まだ、お仕事されるんですか?」



櫻「そう見える?」



櫻井先生の返事で先生の机の上を確認すると、もう片付いていて帰る準備までバッチリだった



「あぁ、帰られるとこだったんですね」



櫻「ん~そうでもないんだけど・・・」



櫻井先生は語尾を濁すように話す



櫻「相葉先生・・・そんなにらまないでよ」



相「にらんでるつもりはないですが」



櫻井先生を見る相葉先生の表情は冷たく鋭い



「それってにらんでるんじゃあ・・・」



相葉先生は私の言葉でスッと視線を櫻井先生から外した



櫻「?さっき出ていってからちょっと仲良くなったの?」



「あ・・・同じ学年だったんです・・・相葉くん」



櫻井先生は「えっ」といって相葉くんを振り返る



相葉くんは今度は櫻井先生の方を見ようとしない



櫻「そうだったんだ・・・そうなら、ここで言えばいいのにね」



「それが・・・避けたかったみたいで・・」



櫻「・・・じゃぁ、ここで小山先生が俺にバラしちゃったことも相葉先生は嫌なんじゃない?」



・・・!?!?



「そっそうですかね!?うっうわ・・・あっ相葉く・・・先生!!えっダメでしたか?ダメでしたよね?」



どっどうしよう・・・



確かにその通りだ



何のために私を呼び出して相葉くんが確認してたのか



それはまわりに知ってほしくなかったからなのかも



ごめん!!相葉くん!!!



私があたふたしてるのがそんなに面白いのか櫻井先生は笑ってる



相葉くんはというと・・・震えてる



え?震えてる?怒ってるの??



「あ・・・相葉せんせぇ・・・」



相「・・・あ~もうダメ、ひゃっひゃっひゃははは」



櫻井先生が今度はフリーズする



相葉先生は学生のときに見た笑顔にとっても近い笑顔で笑ってる



この笑顔が見たかったんだけど、キラキラした笑顔・・・



だけど諸手を上げて喜べない・・・



きっかけは私の失態なんだから



相「はぁはぁはぁ・・・ふぅ・・・」



櫻井先生はまだ止まったまま



「ご・・・ごめんなさい」



相「いいよ。だってまぁ、櫻井先生だし。」



櫻「あ・・・相葉先生ってそんな顔で笑うんですね」



相「・・・ごめんね、冷たくしてて。だけどさ、これで俺自分守ってるからさ」



櫻「自分を守ってるの?」



相「そう。だからこれからも冷たくするけど櫻井先生が嫌いってわけじゃないから」



櫻「そうだったんだ。そこだけ聞けて良かったよ。残ってた甲斐があったな」



相「残ってたのは別の理由でしょ?」



櫻「・・・さぁね」



相「小山先生、気にしないでね。だけど、同級生ってのはここだけの秘密にしといて」



櫻「なんでそんなに隠すんだよ」



相「う~ん・・・俺の周りに女の影を少しでも作るのが嫌なんだよね」



「それが・・・冷たい理由?」



相「ざっくりした理由はそれかな」



櫻「そうすることの理由は?」



相「それは言えない」



「そっか・・・」



櫻「・・・わかった。じゃあこのことは秘密ってことで仲良く帰りましょうか」



「そうですね」



相「お二人先に出てください。戸締りしますんで」



櫻「手伝うよ」



相「・・・仲良く見えるのは困るんだけどな・・・」



櫻「俺男なんだからいいじゃん」



相「・・・そっか・・・それもそうだな。でも、笑顔はしないよ?」



櫻「そこにこだわってんのは分かったから、ほら、そこ鍵締めろって」



二人が戸締りで動いてくれている間私はそんな二人を見ていた



なんか兄弟みたいだなぁって思いながら・・・







和「ふふふ、しちゃった」



和の顔がドアップで笑う



和「これでも我慢したほうだからね」



私それどころじゃないんですけど・・・



頭の中がぼーっとする



和「・・・その目やめてくれる?」



「その目?ってどの目よ」



頭がぼーっとしたまま和の目をにらむ



和「その目もやだなぁ・・・なんで一回キスしたくらいでそんな目になってんのよ」



はぁ~って盛大にため息をつかれてからグイッと抱き寄せられる



「和?」



和「言ってるよね、我慢してるって」



「うん、聞いてるよ」



和「さっきから俺めっちゃ煽られてんだけど?」



「そんなつもりないよ?」



和「だろうなぁって思ってるから今耐えてんの」



「・・・ごめん」



和「そうそう、もっとちゃんと謝って」



「え?でも私そんなに悪くないよ!」



和「俺を煽った時点ですべて冴子が悪くなんの」



「そんなの、和の気持ちじゃんかぁ」



和「俺が止まらなくなったらどうすんの?」



顔を和のほうに向けると口がちょうど和の耳にあたる



「止まらなくなるの?」



そういった瞬間に体を勢いよく布団に沈められる



「びっくりしたぁ!」



和「びっくりしたのはこっち。なにかましてくれてんの?」



和が耳を押さえてるとこを見るときっとくすぐったかったのかな・・・?



和「我慢してるっていってるのに、なんでそう・・・もう・・・」



「ごめんってば・・・」



起き上がろうとしても、腰の横につかれた手が邪魔で起きられない



和「何?起きようとしてんの?」



「うん」



和「さっきのは本当になにも考えてなくやったのね?」



「そう。振り向いたら耳があってそのまましゃべっただけ」



なんで呆れた顔してるのかな??



和「冴・・・耳元でしゃべられたらね、くすぐったいでしょ」



「はい、そうですね」



和「・・・襲うよ?」



「それはダメです・・・」



和の瞳がギラッと光るのを見て少しビビってしまう



和「俺も無理やりは嫌なの。だから、我慢するし・・・まぁ、ベッドに入ったのは俺だけど・・・」



和がたどたどしくしゃべる



和「少しのセクハラはするけど」



「そこダメでしょ!」



和「ふふ、今日の起きる前に何かあったかもしれないってのに」



「え?もう事後なの?セクハラしたの?」



和「さあね」



和はニヤニヤとはぐらかしたあと



和「ちゃんと我慢するから、シタくなったらいって」



と、まとめ・・・・てないっ!



「それまとめてないよね?結局俺はシタイんです!みたいな感じで終わっちゃったけど」



和は言い終わった後ベッドから降りて着替えを選び始めてる



和「当たり前でしょ!据え膳なんだから」



和・・・これから一緒に暮らすってのに・・・据え膳ってさっそく言っちゃってる当たり不安だよ・・・







すみません・・・今日はお休みさせてくださいませ・・・


時間がもしできれば日中更新させていただきますね><



服を着替えるだけで、シャワーなんて浴びるつもりなんてない用意で



うかつにもシャワーを頭だけ被ってしまったせいで髪や顔がドボドボに濡れているのに拭くものがねぇよ・・・



この状況どうしたらいいんだろう・・・



シャワーの個室でう~んと唸ってると扉の上からタオルが降ってきた



「ぶっ!」



見事に頭に直撃し顔にバサッとかかる



え?誰?



誰だ心を覗いたやつはっ!ってそんなことどうだっていい



たった1本の本番でシャワー浴びるなんて普通しないんだから、さっさと出ないと余計怪しまれるだけだ・・・



天からの贈り物のようなタオルでガシガシ頭を拭いて私服に着替える



個室から出るとみんなもう着替え終わっていた



僕がシャワーを浴びてしまったことを知ってる人は誰なんだろうと見まわしても誰も反応しない



「えっと・・・僕にタオルをほった人って誰ですか?」



相「シャワー浴びたの?どんだけ汗かいたの!うひゃひゃひゃ」



はい、相葉くんでないことは分かった!



松「タオル?なにそれ?」



松潤さんでもないと・・・



じゃあやっぱり知ってる二人なのかな?



二人に視線を送っても



翔「?」



ニノさんはリーダーを枕にしてゲームをしてるし、リーダーは寝てる・・・



どっちかかな・・・



でも、このどっちかって究極の選択じゃないか・・・



片や知ってて片や知らないはず



シャワールームに入ったことは二人とも知ってる



でも、まさかシャワーを浴びてタオルを持って入ってないなんてしらないわけだし・・・



ニノさんなら、まぁ・・・出てくるの遅くて、シャワーの音が聞こえたならタオル位気が付いて投げ込んでくるか・・・



頭の中でニノさんと決めつけ、浮き足立つ気持ちを落ち着かせる



大丈夫・・・リーダーにばれたわけじゃない



だけど・・・やっぱり、シャワーに入った時のリーダーの目が頭に焼き付いて離れない



松「廉くん・・・?百面相してるとこ悪いけど、帰るよ?」



「あ、お疲れ様でした!」



松「違う違う。廉くんの一緒に帰るの」



「え?僕電車で帰りますよ」



松「こんな時間に電車にのったらもみくちゃにされるよ」



「大丈夫。僕結構ばれませんから」



ニ「おとなしく乗りなさい」



ニノさんに腕を引かれ車に乗り込む



ニノさんの席の隣に詰め込まれると扉がしまる



そのまま車は発車しそれぞれの家に向かうようだ



「ニノさん」



小声で話しかけると返事はないものの目がこっちを向く



「僕にタオルって投げました?」



ニ「タオル?なんで?」



・・・



「まじすか・・・」



ニ「え?なんなの?」



「いや、これは・・・小さな一大事です」



ニ「小さな一大事って矛盾しちゃってるけど」



「・・・ちょっとどうしましょうかね・・・」



コソコソしゃべってる声がうるさいのか横で寝ている相葉くんが身じろぎしたため話すのは一旦中断した






今日はエイプリルフールですね!!

どんな嘘をつこうかな~!!まぁ、毎回忘れて”また来年やろ~っ”って思うのが通例なんですけどね




ほとんどの先生が帰っても櫻井先生は帰れずで、



なんか櫻井先生の仕事が私の変な癖きっかけで作られたものだと思うと申し訳なくて



無理やり少しだけ奪って一緒に黙々と仕事をしていると後ろに人の気配を感じた



ゆっくり振り向くと相葉先生が立っていた



小「相葉く・・先生」



私の声に櫻井先生も顔を上げた



櫻「相葉先生まだ帰ってなかったんですね」



相「理科室にいたので」



ぶっきらぼうにそう答えた後、相葉先生は私に視線を移す



相「小山先生・・・ちょっといいですか?」



相葉くんは私の返事を待たずに歩き出してしまう



小「えっ?!あの、相葉先生?」



櫻「え?なに?なんかしたの?」



小「なにもしてないですよ!」



とりあえずもう職員室から出てしまっている相葉くんを追いかけて私も職員室を後にした



廊下に出ると真っ暗で怪談ものが怖い私は少し足がすくむ



小「・・・あいばせんせ・・・?」



少し小さめの声で呼んでも返事は返ってこない



小「相葉先生がおばけだってことはないよね・・・」



相「それはないですね」



突然の背後からの声に心臓が飛び上がる!



小「ぎゃんむっ」



思わず出た叫び声は背後から相葉先生の手によってふさがれる



相「ふふっ色気がまったく感じられない悲鳴」



相葉先生・・・笑ってる?



小「相葉先生・・・あの・・・」



気まずくてもぞもぞ動くと手をどけてくれた



相葉くんの表情を見ると朝からずっと見ていたキツイ印象より柔らかい印象になっているように見えた



相「・・・小山先生ってさ、もしかして俺と高校一緒だったりする?」



そんなに言いづらい内容でもないのに相葉くんは重そうにしゃべる



小「あ・・・うん、一緒でした」



相「そっか・・・じゃあ、俺がこんなんだって思わなかったでしょ?」



そういわれて私は何も返せない



人が生きる上で、心に傷を負うことなんでしょっちゅうあることだけど



この人の笑顔を奪うほどの傷を私に癒せるはずなんかないし、そんな言葉も選ぶ経験値だってない



相「・・・小山さん・・・いつも俺見てたよね」



小「え?」



相「俺がさ、バスケコートで遊んでたら、よく校舎から見てなかった?」



相葉くんが懐かしそうに話す



・・・でも、そんなとこ見られてたんだ



小「ごっごめんねっ!いやだったよねっ」



相「なんで?そんなこと一回も思ったことなかったよ?」



小「・・・」



相「でも、よかった」



相葉くんが少しだけはにかんでそうつぶやいた



小「なにが?よかったの?」



相「小山さんは変わってなくて」



小「??」



相「呼び出してごめんね。櫻井先生がいる前でこの確認したくなかったの。日中もほかの先生方いるしさ」



相葉くんが職員室の方に歩き出した



小「相葉くん!!」



相「なに?」



その傷のこと聞いてもいい?どうしてそんなつらい表情ばかりしてるの?



心の中で聞きたいことはあふれてくるのに、口まで出てきてくれない



相「うん、聞きたいことわかるよ。だけど・・・今はちょっと待って」



相葉くんからやんわり制止されて、やっぱりダメか・・・と落ち込んでると



続けて



相「いえるようになったら言ってくから」



言い終わるとさっさと帰って行ってしまうんだけど、私はその背中を


絶対だよっ!って念じながら見つめていた







和「あ、起きた?」



和のドアップに眠気が一気に吹き飛びベッドから急いで離れようとするも



腕をガッと掴まれ、和の胸に私の頭が乗っかってしまう



「和さんや・・・この体勢は結構恥ずかしいものがあるのですが・・・」



和は腕から手を放してくれたけど、今度は頭を抱え込まれてしまった



「か~ず~」



和「んー」



和はまだちょっとねぼけてるのかなぁ~なんて考えながら和の様子を伺っていると



心臓に近いからか和の鼓動が感じられた



・・・速い・・・



もっとはっきり聞こえないかな・・・



そう思って耳をくっつけるとその動きが何をしようとしてるのか分かったのか



バッと離されてしまう



和「・・・」



「・・・」



お互い見合う形になったまま少し無言が続いたんだけど



「心臓速いよ?」



和「そうね」



「なんで?」



和「それ、聞くの?」



「だって、気になる・・・」



和はあ~とかう~とか言いながら言葉を選んでるみたいなんだけど、その言葉は見つからないみたい



「ねぇ、なんで?」



和「・・・好きな子目の前にして一緒のベッドで寝てたらさ・・・緊張くらいしますよ」



開き直ったかのように言ってるけどさ



顔赤いよ?



でも、嬉しい・・・



ベッドに入ってきたのは、昨日言ってたことと違うけど、この言葉が聞けたのはよかったかも



そのまま見合ったままじゃ恥ずかしすぎるからそのままおでこを和のおでこにくっつける



近くてあんまりよく見えないけど、和が照れてるのはわかるの



「ふふふっ」



和「我慢してるのになぁ・・・」



「?」



和「わからなくていいよ」



そのまま和のでこから鼻があたって



唇にやわらかいものが触れた






はざま40書いてあったはずなのに・・・どこに消えたんだろう・・・

食べたんかな・・・データやけど・・・

相葉くんが公私混同をしたから悩んでるのか、それともなにか別の理由で悩んでるのか・・・



私が悩んでしまって頭の中が混乱してきた・・・



私は相葉くんが好き・・・なのはまぁ、そうなんだけど



そこじゃなくて、もっと違うとこなんだけどな



ただ純粋に笑顔が見たいっていう



でも・・・生徒には笑顔なんだよね・・・でも、もっと輝いていたような・・・



あれ?違う?頭の中で美化されてるだけなのかな???



櫻「・・・小山先生?それ、考えてる時の癖ですか?」



気が付くと櫻井先生がこっちを見てた



って癖?



「なんかしてました?」



櫻井先生は笑いをこらえてるのか口元に手を当ててる



っては、ちょっとこらえきれてないよね



櫻「ふっふふ・・・眉間にすっごいしわが刻まれてる」



手をでこに持っていくと皮がつまめた



江「女の子なのにすっごいしわね」



江田先生はニッコニコ笑いながら”すっごいしわ”って・・・言いますね



坂「まぁ、江田先生はもうすでに刻まれとるけどね~」



坂上先生が放った一言が江田先生にぐさっと刺さったようで



江田先生がおでこのしわを伸ばし始めた



それ・・・意味あるんすか?とは聞けずゆっくり江田先生から目をそらすと、まだ笑ってる櫻井先生



「櫻井先生笑いすぎですよ」



櫻「いや、次から次へと笑いがこみあげてくるから・・・」



江「それは私も入ってるのかしら?」



櫻井先生の表情が一瞬固まったあと、「そんなわけないじゃないですか」とか言ってらっしゃるけど



後の祭りで・・・



江田先生は坂上先生と櫻井先生に仕事をたんまり渡していた



櫻「・・・やってしまった・・・」



坂「わしゃ平気」



落ち込む櫻井先生をしり目に坂上先生はシャカシャカ仕事に取組み始め、あっという間に終わらせていた



・・・櫻井先生落ち込みすぎでしょ・・・仕事手についてないじゃん・・・



櫻「女性になんてことを・・・」



落ち込む櫻井先生を前に江田先生は仕事が減った~と喜んでいた