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大「ありゃ バレちゃったんだ」
打ち合わせ会場に入るといつもはまだ来てなかった大野さんがもうすでに入っていたから昨日のことを打ち明けた
なんで少し残念そうにみえるのかな
大「じゃあ残るは松潤なんだね」
大野さんの"松潤"の言葉に胸がキュッと締められる思いがする
でも、松潤さんだけに隠してなんてできないもんね
大「怒るかな?怒らないかな?」
「こればっかりは松潤さんじゃないからわからないですよね」
翔「おはよー」
着くやいなや新聞をバサッと机に何冊も置いて、片っぱしから目を通している翔くん
打ち明けると心に決めたのに、心はやっぱり落ち着かなくて翔くんと並んで、貰っていたコンサート資料を見ることにする
…自分もアイドルの端くれにいるんだけど、よくこんだけの曲の振りを覚えて、ずっと踊り続けるなんてできるよね…
いや、いなきゃいけないんだけどさ…
資料の中のみなさんの立ち位置をぼへーっと見てると、私にとってのメインイベントになる方が現れた
潤「おはよう‼︎まだ来てないのはニノと相葉さんだけ?」
翔「みたいね」
心臓がバクバク言ってるのが分かる
隣に座ってる翔くんにだって聞こえそうなくらい
ニ「おはようございまーす」
相「おっはー」
大「あれ?一緒だったの?」
ニ「いや、そこで会っただけ」
大「あっそうなんだ」
潤「じゃあ、全員揃いましたし、始めますか」
…………
何時間経ったんだろう、物販から会場、仕掛けに至るまで話し込みおおよそが決定した
潤「よし‼︎じゃあこれでいこう‼︎」
潤「それじゃ、全員集まってる訳だし場所借りて練習でもする?」
翔「そうね、そうしましょか」
ニ「ちょぉぉっとまったぁぁぁ」
片付け始めた松潤さんと翔くんをニノさんが芝居がかったように止める
翔「何?どうしたの?」
ニ「大事な発表があるのです」
潤「ニノから?」
ニノさんがこっちをちらっと見る
やっぱり自分のための行動だったんですね
潤「?廉から?」
ニノさんの目線を追って松潤さんがこっちを向く
廉「あ、あの…その………」
ははは、緊張しすぎて声が出てこない
何せこの人に打ち明けるのが一番怖いのよね
大「大丈夫」
大野さんが横に支えるように立ってくれる
何があったっていい。
もしかしたら、このコンサートにすら出してもらえないかもしれない
事務所だって辞めないといけないかもしれない
でも、みんなに嘘はもうつけない
「あのっ、自分は…」
目をぐっと瞑り、下を向いて核心を言おうとした時
頭の上に手がポンと降りてきた
潤「いいよ、もう」
優しい声色
でも、何がいいの?
よくないのに‼︎
顔をパッと上げると綺麗に微笑む松潤さんの姿があった
「うぅぅ…よくないんですよぅ…」
松「いいんだって。…俺、実は聞いちゃってたから」
え⁉︎なんて⁉︎⁉︎
松「廉、目玉落ちそうだよ笑」
「い、いいい、いつですか?」
みんなもいつの間に知ってたの⁉︎って驚きで松潤さんを見つめてる
松「みんなで居酒屋行ったじゃん。あの時通りすがりにニノと翔さんが話してたの聞いちゃったんだよね」
翔「マジか…」
松「でも、じゃあ一緒に仕事もうしないって気持ちに全然ならなくて、むしろ面白いじゃんって思ったから。だから、わざわざこっちから確認とる必要もねぇなって」
ニ「俺のドキドキを返して」
松「いや、意味わかんねぇし」
相「じゃあ、もうこれからは気を使わないで一緒にいられるね‼︎」
ニッコリと笑いながら頭ガシガシしないで相葉くん
頭もげちゃう…痛てて
松「だから、一緒にコンサート成功させような‼︎」
松潤さんの天使のような微笑みに「ハイッ‼︎」と子供みたいに返事した
俺が放った一言に周りは凍りついてしまったわけで、案の定相葉さんの耳にも入ってしまったよう
こんなときにこそバカでいて欲しかったんだけど
相「廉くん、女の子なの?」
「あ…いや…そのっ」
ニ「女の子みたいなんだからって言いたかったんだけど、みたいが抜けちゃった」
なんて可愛く言っても相葉さんは今ひとつ乗ってくれない
相「そっか、そうだよね‼︎みたいだよね…」
とか言いながらも声だんだん小さくなってんの
絶対疑ってんじゃん
でも、なんとか俺が廉ごめんなー気にしてんのにーとか言いながらわいわい騒ぎ立ててたら、相葉さんもそれ以上追求はしてこなかった
でも、俺がトイレに入ってる事件が起こってた
トイレから出たら、寝転んでる相葉さんの背中の上にうつ伏せに廉が乗っかってる状態
そして、床にはレタスとミニトマトが散乱している
まぁ何が起こったか想像に容易いんだけど、危険なのは廉の胸が相葉さんの背中に接触してるところ‼︎
って俺はエロおやじかっ‼︎
でも、そんなこと言ってらんないでしょ
マンガから顔が上がらないもんだから、相葉さんの表情が読めない
「ごめんなさい‼︎相葉くん‼︎怪我されてませんか」
廉くんがほぼ半泣きで怪我してないか聞いてるのに相葉さんはマンガから顔を上げない
あー、こりゃやべーかも…
でも、その後相葉さんは廉くんを追求してこなかったから
俺も安心しきっていた
相「廉くんがやっぱり女の子だったんだね」
料理を食べ始めてた俺と廉くんは食べてたものが同時に喉に詰まった
二人でゴリラよろしく胸を叩いていると
相「さっきのニノの言葉で少し疑ってたとこに、さっきの背中に柔らかい感触でしょ?で、来た時の下着で」
ニ「なんか、お前が持ってる情報、聞き様によってはセクハラだな」
「忘れていただきたい情報が山盛りですね」
相「二人ともごまかさないでくれる‼︎っつか、ニノ‼︎なんで教えてくんなかったんだよお‼︎」
ニ「いや、あなた言いそうだから怖いのよ」
途中で見た攻防が料理が乗ってる机の近くで再び繰り広げられそうになったため慌てて止めに入る
「料理が溢れる‼︎」
あまりに自分の声が大きかったためか二人が「ハイ‼︎」と大人しくなってくれた
「相葉さん、実は今自分が女だと知っているメンバーはニノさんの他にもいらっしゃるんです。大野さんと翔くんです。でも、私から言ったわけではなくて、今日みたいにバレてしまっただけなんです」
ニ「だから、教えにくかったわけですよ」
相「そっか、そうなんだ…
リーダーと翔ちゃんも知ってるんだ…
あれ?松潤は??」
相葉さんがしょぼんとした姿勢からぱっと顔を上げる
「松潤さんにはまだバレてないんですが、もう言ってしまおうか迷ってるんです。もちろんその時に相葉さんにも言うつもりだったんですけどね」
ニ「それはどうして?」
「皆さんが必死に作ってらっしゃるコンサートで仲間に隠し事したままは嫌だなと」
「もちろんファンの子たちにだって嫌ですけどね。男としてデビューしたんならやり通して夢見ておいてもらうのが筋なんじゃないかと思うので…」
頭にニノさんの手がポンと乗った
ニ「そこまで思ってたんだ」
相「むしろすぐ気づかなくてごめんね」
二人の優しい声に安心してか、頬を暖かいものが何度も滑り落ちていく
ニ「じゃあ明日言おっか。メンバーでコンサートの打ち合わせ入ってるからさ」
相「廉くんも呼ばれてるんじゃないの?」
「呼ばれでまず」
ニ「鼻水」
相葉くんからティッシュが差し出され、脳みそが出るんじゃないかというくらい思いっきり噛んだら、腹が決まった
「明日松潤さんに自分から言います
コンサート内容が覆らないよう祈るばかりですが」
ニ「それは我々も同感であります」
とりあえず今は明日の決着の前の最後の晩餐を楽しむことにした
あの日以来、自分が音楽番組に出る日以外はダンス、曲の編曲、設営計画その他諸々…
松潤さんの弟子かっ‼︎てくらいいろんな場所で一緒にいたわけですが…
なんで自分の家の前で座り込んでゲームしてるワンコとマンガ読んでる大型犬がいるのかしら…
「あの、誰にも見つからなくてよかったですね」
ニ「おいっ‼︎その前に鍵開けてくれよ‼︎」
相「ケツがいてーよもー」
二人ともギャンギャンいいながらお尻をさすっている
「そんなに長いこといたんですか?」
鍵を開けながら聞いてみると日が沈む頃に来たとのこと
今は20時 するなくとも2時間近くはここに座っていたことに…
「うわっ‼︎すみません‼︎ってなぜいるんです??」
ニ「遊びに来たに決まってんだろー」
相「廉くーん、お腹すいたー」
二人を中に入れるとすぐさまリビングでくつろぎだす二人
つか、何で家…マネジャーさんからかな…
とか呑気に考えてたら、相葉さんが窓の外を見たまま固まっている
ニノさんはなぜかやっちまった顔
…
……
………
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎
急いでカーテンを閉めるも時すでに遅しであろう
相葉くんは放心状態
おそらく、いや確実に相葉くんが見たものは女物の下着
まごう事なき自分のものなんだけど、
「かっ彼女のだよ!相葉くん‼︎」
相「廉くんに彼女がいるなんて…」
ニ「えっ⁉︎そこ⁉︎」
相「俺絶対廉くんは彼女いないって思い込んでたのに」
ニ「なんでまた」
相「廉くんのほうが綺麗で可愛くなっちゃうじゃん
彼女可愛いの?写真とかないの」
相葉くんがその辺を漁ろうとするもんだからニノと自分で必死に制止する
相「ニノ‼︎何か知ってるでしょ‼︎吐~け~‼︎」
今度は相葉くんの標的がニノさんに移った
ニノさんが相葉くんを足蹴にしながら抵抗してる
自分のテリトリーへの興味からニノに移ったことをいい事に夕飯に取り掛かる事にした
なかなか吐かないニノさんに対しとうとうくすぐり攻撃まで始める始末
それを笑って見てたら
「痛っ‼︎」
やってしまった…
包丁で指を切ってしまった
ニ「あーもーなにやってんのー女の子が傷作っちゃダメでしょ」
………………………
「ニ…ニノさんや……」
ニノさんも言ってから気づいたようで本日二回目のやっちまった顔
相葉くんが聞いていなかったら不幸中の幸いなんだけど…
後日送られてきたデータを見ながら、セットリスト(仮)に書かれた曲を自分のスマホで聞きまくる毎日
ご丁寧に自分が作った曲には、"廉参加‼︎ダンス‼︎"と付箋が貼られている
「天下の嵐様のコンサートに出るなんて…本当に怖すぎて踊りながらステージから落ちんじゃないかな」
なんて独り言を呟いていたら
聞いてた曲が着信のメロディーに変わる
松潤さんからだ
「どうされました?」
松「今ヒマ?練習場が取れたから一瞬に練習しない?」
開店休業かってくらい働いてない自分はヒマだらけなわけで…
「行きます‼︎」
伝えられた練習場までは目と鼻の距離
帽子を深くかぶって走って行くと、アルバムの曲がガンガンかかっていた
そこにいたのは、大野さんと松潤さんだけだった
大「おっ‼︎きたきた‼︎」
踊り続けてる松潤さんと水を飲みながらにっこり顏で迎えてくれる大野さん
大「こないだ一緒にやった振り付けから、ちょっと手ぇ加えちったの。そしたら松潤が今すぐ廉呼ばなきゃって」
松「廉ならそのままあの振りでコンサートするって思ってそうだったからさ」
おっしゃるとおりで…
「えっ⁉︎変えないでよ‼︎」
松「この曲の次に、廉のことのMCが入って、廉ソロがあるから、曲間とか最後とか少しカッコよくしたかったんだよね」
「いや、むしろカッコ悪いくらいのほうがちょうどいいのに」
大「俺の振り付けに文句あんのかー」
大野さんがわざとらしい不機嫌顔
「全然ないっす」
大「じゃ、教えるのめんどくさいからビデオみて」
そう言って大野さんは寝転んでしまい、松潤さんが目の前にパソコンを差し出した
「えー」
松「大まかに振付覚えたら起きてくると思うよ。とりあえず20分で覚えて」
松潤さんもなかなかに無茶振りを…
覚えるのちょっと苦手なんだけどね
そうもいってられず必死で覚えていると、いつの間にか大の字に寝ていた大野さんが起きてこっちを真剣な目で見ていた
大「うん、よし」
大野さんが立ち上がり、自分の横に立って…
ん?大野さんて意外とちっさい…
松「え?今更なことお前考えてない?」
大「口にしたら怒るよ」
「あ、なんでもないです」
廉「特権って…」
そう呟く主を見上げると呆れ顔
「なんでそんな呆れてるのよ。喜びなさいよ」
廉「いや、おかしいでしょ。一応、男ですよ」
誰に聞かれてるかわからないからか、男と断言しながら話を進める廉くん
廉くんにしか聞こえないくらいの大きさで
「設定上はね」
と、呟くと、コラっと小さなお叱りが飛んでくる
それすら、なんか距離が縮まったみたいで心地よい
本当は潤くんも廉くんとの仲を深めたかったんだろうけど、ちょっと意地悪しちゃったな…
でも、なんか譲れなかったんだよね
マンガから視線を外して、この特権を受けてる張本人を肩からの角度で見上げていると
相「そんなに見つめたら廉くんに穴あいちゃうよ?」
相葉さんが意外と近くにいて内心びっくりしてしまった
「開かないよ。ってか、それ、前にやり取りあったよね」
相「あったね、立場反対だけど」
でも、相葉さん…
もうちょっとさっきの時間堪能したかったよ、私は。
相「そろそろニノ出番だよ?行かなくていいの?」
さっきまでその辺にいたリーダーがいない
「リーダー声をかけてくれてもいいのに」
相「マンガ読んでたし気を利かしてくれたんだって」
相葉さんはそう言って俺があげたジャンプを読み始めた
「廉くん、ちょっと行ってくるわ」
立ち上がると廉くんもローテーブルに置いたアルバムを抱えて立ち上がる
「自分も、もう行きます。」
翔「引き止めてごめんね」
潤「練った資料、データで送るわ」
このタイミングでリーダーが部屋に入ってきた
大「ありゃ、帰るの?お疲れー」
いやいやいや、あなたが連れてきた割に軽いな笑
なんて笑ってる場合じゃない、リーダーが帰って来たってことはすぐに行かないと‼︎
もうちょっと廉くんと話してからお別れしたかったけど、とりあえずバイバイと手を振って部屋を後にした
さっきまで曲の説明をしてくれていたニノさんは相葉くんのマンガを読むのに没頭してしまった。
ソファに沈む彼はさながら少年のようで…
「ザ・少年ですね」
翔「まぁ、少年ジャンプをまだ読んでいる方々ですからね」
翔さんは微笑みながらゴロンと転がっているニノさんを見やる
潤「今は何聞いてんの?」
「えーっとですね…」
画面を見ると
「あ…あすたりすく?」
潤「あぁ、アスタリスクね。それはデシタリアンっていうアルバムに入ってる曲だから」
ニ「あ、私、それ曲リストランダムにしちゃってますわ。ちょっと貸して」
ニノさんがアルバム毎に聴けるよう設定してくれる
って…ん?
潤「いやいやいや」
ニノさんは起き上がってイヤホンの片耳を自分の耳に入れてしまった
しかも、コードが短いせいか自分の肩にニノさんの頭が乗る状態
ニ「いや、こうした方が、何聞いてるかわかるし、説明しやすいじゃない」
潤「ゲームしてんなら、その役回りくらい俺にくれても良くね?」
ニノさんは「あら、したかったの?」とかいいながらも譲る気ゼロ
翔「松潤、とりあえず廉はニノに任せといて、会場の設営でも考えようぜ」
苦笑いをしながら、翔くんの鶴の一声で松潤さんはすんなりとプリントが広がっている机に向かってくれた
「ニノさん…なんなんすか?今の?」
ニノさんはマンガから自分の方に視線を移した。
ニ「貸してる特権」
子犬のような顔なのに一瞬背筋が寒くなった
二「あ、顔戻ったね」
翔「ってかさ、曲で恥ずかしがってちゃダメじゃない?」
廉「ちょっと、顔戻ったって言い方はやめてくださいよ」
翔「ってかさ、曲で恥ずかしがってちゃダメじゃない?」
廉「いえ、曲っていうか…」
二「要は吐息なのね」
吐息という言葉に顔が若干暑くなるのがわかる
翔「いや、それもダメだろ」
翔くんの鋭いツッコミに項垂れながらも、確かにそうだなぁと…
我ながら情けない…
二「でも、たったこれだけでその反応ってことは廉はもしかして、し…」
廉「ニノさん、それ以上の詮索はセクハラです」
相「男が男相手になんのセクハラしてんの?」
口をモゴモゴいわせながら相葉さんが会話に加わってきた
翔「セクハラどころか危なかったっつの…」
翔くんがブツブツ壁に向かってしゃべってる
相「でさ、廉くんは俺らの曲あんまり知らないんじゃないかなぁって思ったんだけど、どうなの?」
廉「あぁ…う…」
言葉に詰まってると相葉さんがゴソゴソカバンを漁りだした
相「はい、これ‼︎」
渡されたものは嵐さんのアルバム
相「後はー」
相葉さんはまた別のカバンを漁り始めた
二「それ、翔さんの」
翔「おまっ‼︎何勝手に漁ってんだよ‼︎」
二「しかも、さっきのカバンもJのだし…」
翔「やりたいことがわかるだけに、止め辛い…」
そんな2人のやりとりを聞いている間に相葉さんがまた違うアルバムを持って現れた
相「とりあえずこの辺の曲聞いておいたら、最新のコンサートのセットリストくらいはイメージしやすいかな」
二「自分のカバンには何も入ってないんですね」
相「今日は漫画しか入ってないよ?」
二「あ、貸して貸して」
ニノさんこそ相葉さんのカバンを勝手に漁って、漫画を読みだしてしまった
翔「相葉くんあって、このニノあり。だよね」
廉「なんか似てますね」
ニ「似てないよー」
漫画から一切目を離さず、こっちの会話に加わってくる
「相葉先生にしろ、櫻井先生にしろ、なんで生徒たちは良く思われようって考えないんですかね」
江「うーん…良く思われてほっとかれるよりは、怒られてすこしでも構ってもらえるほうがいいんでしょ?」
トボトボと自席に戻っていく相葉先生を目で追いながら、やはり思うことは、かわいそうに…という言葉
櫻「まあ、確かに。できる生徒は褒めるだけになっちゃいますからね」
「「「櫻井せんせーいますかー?」」」
職員室の出入り口でキャーキャー言いながら櫻井先生を呼んでいる女子生徒
「次、私達のクラスだから迎えにきたよー」
職員室に黄色い声が響く
江「あなたたち、職員室まで、迎えに来なくてよろしい!」
江川先生が女子生徒を追い出しにかかるも、なかなか引かない生徒たち
「はぁ?あんたに用はないし」
一人の生徒が江川先生にくってかかる
櫻「そろそろ限界かな…」
櫻井先生が机の上の教材を抱え、ゆっくり立ち上がる
…なんか、空気がひんやりしてるんだけど…
坂「お?これでまたしばらく静かになるかな」
櫻井先生が近づくと生徒のボルテージも上がるが、次の瞬間…
櫻「ちょっと静かにしてもらえませんか?とっても迷惑なんです」
あの櫻井先生がニコリともしないで、怒りを含んだ声
その声を聞いただけで、身体が硬直する
江「…さ、行った行った‼︎」
身体が固まって動けない生徒を江川先生が押し出していた
当の本人はスタスタ教室のほうに歩いて行ってしまった
坂「これでしばらく授業も静かだろうよ」
「半泣きの生徒がいましたが、大丈夫なんですか?」
坂「櫻井先生はマナーのない生徒には厳しいからねぇ」
おぉ…怖っ…
櫻井先生の絶対零度の態度を見て、こっちの方まで寒くなってしまったよ
冷えた身体を温めるべく、コーヒーコーナーに行くと相葉先生がソファにちょこんと座っていた
ニノくん誕生日おめでとう‼︎
いや、
二宮和也さん、誕生日おめでとうございます‼︎
あなたを何万人という方々がお祝いしているんでしょうね(≧∇≦)
そのうちの一人であることを誇りに思います
お祝い小説を書きたいのにパソコンに向かい合う時間が取れない私ですが、…いつか絶対書くぞと心に誓って
仕事にもどります(´Д` )
