寒冷の厳しい環境に育つ
マカはアンデス山脈という高原の厳しい条件下で成育し、雹や霰、霜、長期間の干ばつといった悪条件に耐えます。たいてい三〇〇〇メートル以上の高地、なかには海抜四~五〇〇〇メートルのところに育つものもあります。
こうした高所はかなりの寒冷地帯で風も強く、天候の変動もはげしいものがあります。当然、大気も非常に薄く、年間の平均気温は〇℃以上七℃以下で、十一~二月にかけては日照りが厳しく、一~三月に最も雨が多く降ります。
気候条件の厳しい土地に育つ植物としてはジャガイモがよく知られていますが、マカもこのような厳しい環境に自生する数少ない食物だったのです。まさに、マカは古くから高地に住む農民にとっての貴重な滋養強壮食でした。

伝統的な有機栽培法
マカの栽培法はいたって簡単。種をまいたら、あとは雑草も病害虫もほとんどないので恵みの雨を待つだけという、今日まれな自然農法です。もともとはマカの成育の条件を備えた一部の村々の肥沃な土地で栽培されていたものでした。
十~十一月の風のない日に、きれいに地ならしした土壌にバラバラに種を播きます。肥料として牛糞や馬糞を細かくしたものをまぜます。その後は種が土の中に埋まるように畑一帯を踏みならして、雑草の除去などの手入れを経て、翌年の六~七月にかけて収穫が行われます。
高養分を必要とするマカは、一度栽培するとその後、数年間は不毛になるとされるので、五~六年くらい土地を休ませ、アンデスの自然力と家畜の堆肥が十分に行き渡ってから栽培(有機農法)を再開していたといいます。



マカの若返り効果と天然ビタミンE・Cで美肌実現
マカの若返り効果と天然ビタミンE・Cで美肌実現