見た目が綺麗ももちろん大事だけど、そろそろ「健康」が一番大事だよねってなりませんか?
今日は細胞の老化を遅らせる?!と話題のメトホルミンの効果を論文を紹介しつつお伝えします

老化を遅らせる奇跡の薬?メトホルミンのアンチエイジング効果
「歳をとっても若々しくいたい」――そんな願いを叶える魔法の薬があるとしたらどうでしょうか?
実は、糖尿病の治療薬として長年使われてきたメトホルミンが、近年「アンチエイジングの奇跡の薬」として脚光を浴び始めています。
今回は最新の研究をもとに、この身近な薬の驚くべき抗老化効果についてわかりやすく解説します
メトホルミンってどんな薬?老化にどう効くの?
メトホルミンは2型糖尿病の血糖コントロールに広く用いられている経口薬です。その歴史は古く、世界中で60年以上安全に使われてきました。
なぜ糖尿病の薬が老化防止に?
ポイントはメトホルミンの持つ多面的な作用にあります。細胞レベルで見ると、メトホルミンは体内のエネルギーセンサー酵素であるAMPKを活性化し、細胞の代謝を若々しく保つ働きをします。
その結果、細胞内で発生する酸化ストレス(老化の原因となる「サビ」)や慢性的な炎症を減らし、老化した細胞(細胞老化=セルラー・セネッセンス)の蓄積を抑えてくれるのです。一言で言えば、メトホルミンは細胞のメンテナンスと修復を促進し、身体を錆びにくくすることでアンチエイジング効果を発揮します。
実験でわかった!メトホルミンの細胞若返り効果
では具体的にどんな効果が確認されているのでしょうか?
注目すべき研究結果があります。
ある研究では、高齢者(60歳以上)の皮下脂肪から採取した脂肪由来幹細胞を試験管内で培養し、メトホルミンを加えてその変化を観察しました。通常、これら高齢由来の細胞は増殖を重ねるうちに老化が進み、酸化ストレスが増大してミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)の機能低下が見られます。その結果、細胞の増殖力や脂肪細胞への分化能力が落ち、インスリンへの反応も悪くなる(=インスリン抵抗性)ことが知られています。
ところが、メトホルミンを投与したところ,状況が一変しました!
メトホルミンを加えた細胞では、細胞内の有害な酸化ストレスが顕著に減少し、ミトコンドリアの機能低下も改善されたのです。その結果、老化の指標となる老化マーカー(細胞の停止や老化を示すサイン)が減少し、細胞は若々しさを取り戻しました。
さらに驚くべきことに、これら細胞から育てた脂肪細胞はしっかり脂肪を蓄えることができ、インスリンに対する感受性(反応の良さ)も回復していたのです。メトホルミンがまるで細胞を若返らせ、元気を取り戻させたと言っても過言ではないでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はダイエットや老化防止に効果のあるメトホルミンにフォーカスを当ててみました!
実はDrタートルもメトホルミンを内服しています🐢
日焼け止めと同じで、未来の自分の変化を使用している使用していないで比較することは困難です
すぐに結果が出ないお薬だからこそ継続するモチベーションが下がりやすいですが、
このような論文結果を受けて、将来の自分の健康を考えてみるのはいかがでしょうか?
嘘が多い昨今だからこそ、文献ベースでしっかり学んでいきましょう
もちろんこのメトホルミンもMonaで取り扱っております
ラインでのご質問はもちろん無料ですのでいつでもご連絡くださいませ
Mona青山クリニック公式ライン
参考文献
- Le Pelletier, Mantecon, et al. eLife 2021;10:e62635.