メディカルダイエットでマンジャロとかウゴービとか聞いた事がある玄人様✨結局、マンジャロとウゴービどっちが体重減少効果高いの?って思いませんか
Drタートルが論文紹介で明確に紹介していきますれっつごー
①導入(この論文の紹介)
STEP 7試験は、東アジア人を中心とした肥満または過体重の成人を対象に、週1回のセマグルチド2.4mg注射(GLP-1受容体作動薬 ウゴービ)の減量効果と安全性を調べた試験です。参加者は中国・韓国・香港・ブラジルなど23施設で募集され、合計375名が登録されました。
対象は肥満または過体重(糖尿病の有無は問わず)の成人で、セマグルチド2.4mgまたはプラセボ(偽薬)を週1回皮下注射する群に無作為に割り付けられ、44週間にわたり治療が行われました。
この試験により、東アジア人における高用量セマグルチド(ウゴービ)の有効性と安全性が検証されています。
②体重減少の結果
44週間の治療後、
セマグルチド2.4mg群ではプラセボ群に比べて有意に大きな減量効果が得られました。具体的には、平均体重減少率はセマグルチド群で-12.1%と、プラセボ群の-3.6%を大きく上回りました!
これは例えば初期体重80kgの方では約9〜10kg体重が減った計算になり、統計的にも明確に有意な差が認められています。
また、体重を5%以上減量できた人の割合はセマグルチド群で約85%に達し、プラセボ群の約31%よりも大幅に高くなりました。
つまり、セマグルチド投与群の大多数の参加者が、健康上意味のある減量を達成できたことになります
③副作用と安全性
副作用の面では、セマグルチド群で胃腸症状(吐き気・嘔吐・下痢など)が最も多く報告されました。具体的には、胃腸に関連する副作用はセマグルチド群の約67%の患者に見られ、プラセボ群では約36%でした。全般的な副作用報告率もそれぞれ93%と86%と高い数値ですが、多くは軽度から中等度の症状にとどまりました。例えば吐き気や食欲不振などが頻繁に見られましたが、これは本剤の作用機序(食欲抑制など)に伴う GLP-1作動薬に共通 の副作用です。重篤な副作用は特に増加しておらず、安全性に関して目立った問題は報告されていません。全体として、セマグルチド2.4mgの安全性プロファイルは既存の知見と一致しており、忍容性は概ね良好と評価されています。
④結論(ウゴービとマンジャロの比較)
マンジャロの方が体重減少効果は高かった
現時点でウゴービを日本で簡単に処方はしてもらえない現状がある
結論として、週1回のセマグルチド2.4mgは東アジア人の肥満患者においてプラセボと比べて顕著な減量効果を示し、安全性も概ね良好であることが示されました。一方、同じく肥満症治療の注射薬であるマンジャロ(チルゼパチド)は、国際的な臨床試験(SURMOUNT-1 など)においてセマグルチド(ウゴービ)を上回る平均16〜22%もの体重減少を示しています。副作用の種類はセマグルチドと似ており、吐き気や下痢など胃腸の副作用が中心で、安全性プロファイルも他のインクレチン関連薬と概ね共通しています。つまり、マンジャロの方が減量効果はさらに高い可能性がありますが、副作用も同様にみられます。セマグルチド2.4mg(商品名: Wegovy〈米国〉)も十分大きな減量効果を示す薬剤であり、本STEP 7試験によって東アジア人に対する有効な治療選択肢であることが裏付けられました。各薬剤には適応や入手状況の違いがありますが、ダイエットや肥満治療を検討する上で有力な選択肢と言えるでしょう。
参考文献: Muら, Lancet Diabetes & Endocrinology. 2024; 他など.
⑤まとめ
どうでしたでしょうか?
ウゴービもプラセボと比較して大きな体重減少があったがマンジャロの方が体重減少効果が大きいのは驚きでした
また、日本ではウゴービは新薬であり大学病院などに通院しないとまだ処方してもらえないのが現状です
マンジャロは自費クリニックでも購入可能ですので、いつでも購入可能
ぜひご相談がある方は、論文大好きDrタートル勤務のMona青山クリニックまで!
Mona青山クリニック公式ライン🩷