ぼくの住む街は作幌市中王区、
この辺りは旧時代の古い建物がたくさんのこっていて、
ぼくとアシスタントは古い二ココ様式の館を改装し
ツクールハウスを作った。
赤い屋根に目がついているからすぐわかる。
1階は工作室と、たまに開ける小さな発明品と珍しいもの店示場。
苺ギャラリー。
2階はアシスタントの部屋と客間。
屋根裏には梯子でのぼるぼくの部屋がある
地下室には、小さな雑種の赤ドラゴンがいて財宝を守ってくれている。
朝はだいたい7時前におきて、庭の手入れや、玄関前の掃除からはじめる。
歩行植物の囲い作りや、庭虫の観察と世話、卵あつめ。
外界の変わった野菜栽培など、なかなか楽しい時間だ。
季節を感じられるし、日々発見がある。
アシスタントはこの時間まだ寝ている。
朝は弱いらしいのでそのまま寝かせておく。
8時頃、ぼくは朝食の準備をはじめる、
8時半になるとアシスタントが朝食の匂いにさそわれてか、
ゴソゴソとおきてくる。
まだ寝ぼけた眼でボッーとした顔、髪はぼさぼさ、おまけにパジャマのまま。
朝はパンがよいらしく、カフェオレと目玉焼きとバタートースト。
ジャムは日替わり。
ぼくはコーヒーはあまり飲めないけど、
お客さん用に美味しい入れ方もおしえてもらった。
ぼくはご飯と味噌汁と焼き魚、漬け物。卵と味付けのり。
エプロン姿の自分を見る、まるで主夫みたいだ。
それにどっちがアシスタントかわからない。
朝早くおこすとかなり不機嫌になるからなー。
若い女の子と暮らすのはなかなか大変。
午前中は工作室で制作。
アシスタントはまだ学生だから学校へ。
お弁当をもたせて見送る。
彼女は可学アカデミーの奨学生なのだ。
ここで、はたらきながら学費を払い学校に通っている。
お昼は簡単にすませて、午後からは打ち合わせ。
次の企画はなかなか面白い。まだ話せないけどね。
多次元世界間のパイプ役みたいな話しもくるようになって、
あっちの世界とこっちの世界を繋ぐのはなかなか面白い。
たまに、ちょっとした問題がおこって、
悪人やバケモノ退治なんかにでかけたりもする。
多世界にはまだ無秩序で混沌とした場所もたくさんあって、
こまっている人々がたくさんいるからだ。
夕方にはアシスタントが学校からかえってくる。
その前に近所の「あるズ」でお買い物。
ちょっと南には「塔宮ストア」もある。
殿堂通りには安くて良い八百屋もある。
アシスタントはサラダが好きだから。今日はなにを買おうか?
昨日はゆであげたあつあつのアスパラが旨かったな。
今日はパプリカとブロッコリーが安い。
具だくさん野菜のスープも良いな。
料理はもの作りと似ていて、作るのも楽しいし、美味しい笑顔も見るのも楽しい。
アシスタントと暮らすようになって、ぼくの生活はかわった。
外食やコンビニメインだったのが、
食卓を囲んで食べるようになったし、
なにより生活をちゃんと考えるようになった。
夕食の後は制作。
洗いものと後片付けはアシスタントの分担。
たわむれコードに予約してた「9638(くろさわ)」の
ライブ音源鏡を手に入れた。
「得る⇔有る」時代の曲も入っていてファンにはたまらない一枚だ。
制作は〆切り前以外は、夜おそくまでやらないと決めている。
日々コツコツをモットーに。
制作を切りあげたら趣味の時間。
本をよんだり、映画を見たり。
たまにお酒を飲みながら
アシスタントとたわいもない話しをあれこれ話すのも楽しい。
ぼくは言葉が多い方ではないので、
うるさいぐらいの彼女の話しはちょうど良いと思う。
ぼくは飲むとすぐ寝ちゃうから、
そのままソファで朝までなんてのが多いが、
アシスタントがいつも毛布をかけてくれていて、
彼女は学校の課題なんかあるから、かなりおそくまでおきている。
〆切り前はとてもそんな余裕もなくなるが、
なるべくちゃんと日々の生活を大切に生きようと思っている。
まぁ、一日はそんな感じでおわる。
ここ作幌でぼくらは暮らしています。
みなさんあそびに来て下さい。
2008 6/01