こんにちは。三重心身クリニック/日本医療心理カウンセラー協会 の臼井です。
暑い日が続きます。この時期バイアグラ(シルデナフィル)を処方ご希望の方が増えてきます。
確かに、暑くてだるい時には「その気」にならないことも多いでしょう。しかし、それは、行為にたいする意欲がないだけであって、EDの症状とはいいません。
実際、専門医も参考にしている『ED診療ガイドライン2012年版』では、EDを招く恐れがある要因として、加齢、喫煙、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、肥満と運動不足など13項目を挙げていますが、暑さ(高温)は含まれていません。
つまり、専門的には暑いからといって、勃起力に大きな差が出るわけではないのです。
そう考えると、暑さ→ED→バイアグラと簡単に薬に頼ってしまうのではなく、生活習慣などによって体力/精力の衰えをどう補うかという工夫も大切です。
睡眠時間の確保、エアコンの活用、昔からの知恵である土用の丑のうなぎのような夏場のスタミナ対策・・・も大切です。
ただ理屈ではそうでもなかなかうまくいかないのも事実です。セックスの成功率が下がってきたり、硬さなどに異変を感じたり、不安になったりしたら、ED治療薬を処方している病医院を訪ね、バイアグラなどのED治療薬を処方してもらうとよいでしょう。
なお、ED関連のお勧めの過去記事を以下にまとめました。
→ EDって自分には関係ない?
→ バイアグラの使用方法 1
→ バイアグラの使用方法 2
→ バイアグラを使ってはいけない方
→ 不安や緊張の強いタイプのEDと精神安定剤
→ バイアグラのジェネリック薬(シルデナフィル)採用について