亜鉛 | 精神科医:みえしん院長

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前回、牡蠣フライの話から、亜鉛の重要性について少しお話しました。
(的矢牡蠣の宣伝みたいになってしまったかも・・・。関東のほうでは赤崎のほうがなじみ深いかもしれませんが田舎者独特の地元自慢になってしまかもしれませんが的矢に限らず、浦村など三重県の牡蠣もおいしいですよ。ただこのたびの台風で甚大な被害をこうむってしまいました・・・養殖業者の方には収穫前の辛い事件だったと思います・・・)
さて本題の亜鉛の話に入ります。亜鉛は身体に必須なミネラルなのですが食事で摂りにくいのも特徴です。
多忙な現代社会どうしても食生活が乱れがちになります。亜鉛は偏った食生活やダイエットによって不足しがちですが、カルシウムや鉄と同様、健康維持に欠かせない重要な栄養素です。牡蠣などの食材を頑張って摂っていただくのも大切です。煮干しやゴマにも多く含まれます。松の実にも含まれるそうですが、私が普段買い物に使うスーパーでは中国産しかないので、最近は怖くて買っていません(国産の安心して食べられる松の実があれば教えてください)。さて食品から頑張って摂取してもどうしても亜鉛は不足しがちです。そんな場合にはサプリメントの活用も検討されるのはいかがでしょうか。
亜鉛含有サプリメントを選ぶ際のポイントにはいくつかありますが、私なりの考えを書かせていただきます。
①亜鉛酵母を使用していること
亜鉛酵母とは、酵母培養時に亜鉛を酵母に取り込ませ、酵母内の亜鉛含量を高めた食品原料です。亜鉛酵母内の亜鉛のほとんどは、タンパク質や核酸などの成分と結合した形で存在します。牡蠣などの天然素材に非常に近い形で存在しているのです。したがって吸収性に優れ、体に優しいのです。
②ビタミンCやクエン酸を併用する
亜鉛は吸収されにくい栄養素です。ビタミンCやクエン酸は亜鉛の吸収を助けてくれます。

以前に書きましたが、三重心身クリニックの分子整合栄養医学外来では栄養素を複数処方することが多いですが、それは栄養素は体内で単独ではなく協働して働くからです。分子整合栄養医学外来で、亜鉛不足を指摘された方も多いと思いますが、他の栄養素も処方しているのはそういう理由もあります。
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